北アルプス 水晶岳(2005年8月18〜19日)
チングルマ。19日朝、双六小屋と三俣蓮華の中間あたりで。
盛りをすでに過ぎ、涸れかけたコバイケイソウ。双六小屋と三俣蓮華の中間あたりで。
三俣蓮華小屋とキャンプサイト。鷲羽岳の中腹より上はガスがかかり山頂はまったく見えず。 |
メンバー:和田、甲谷
8月18日
天候:曇りのち雨
タイム:新穂高発6:50、秩父沢着9:50、鏡平着11:50、双六小屋着13:30
前日深夜、新穂高温泉入り口にある深山壮脇の無料駐車場で仮眠。
朝から天気はぱっとせず夏の盛りというのに半袖では少々肌寒さを感じる。
新穂高温泉から鎌田川左股林道と小池新道を辿り、途中わさび平小屋での小休止を含め、3時間で秩父沢着。
小池新道は平らな石が丁寧にしかれていて歩きやすい。
鏡平を越えたあたりから本降りの雨、雨具を着る。予定では三俣蓮華小屋にテントを張る予定だったが天気が荒れてきたので、三俣蓮華小屋までは行かず双六小屋でテント。
長い午後をテントの中でごろごろして過ごす。
8月19日
天候:曇り時々小雨
タイム:双六小屋発4:50、三俣蓮華小屋着6:25、岩苔乗越着7:45、水晶小屋着8:30、水晶岳山頂着9:10、発9:30、黒部源流標識着11:30、発11:45、三俣蓮華小屋着12:00、双六小屋着13:20、発14:00、弓折岳分岐着15:00、シシウド原着16:00、ワサビ平着17:10、新穂高着18:10
ヘッドランプをつけて出発。水晶岳めざし最短距離をとる。そのため双六岳、三俣蓮華、鷲羽岳はすべて巻く、登ってみたくなるような天気も期待できない模様。
双六小屋と三俣蓮華の中間あたりで一時晴れ間がありその後の好天を期待するがあまりよくはならなかった。
三俣蓮華の小屋から一旦少し、黒部川源流までくだり、そのあと小さな水流脇を岩苔乗越までののぼりに約一時間を要した。岩苔乗越からはガスがかかり展望の利かない稜線を一時間ほど歩き水晶小屋着。
水晶小屋はこじんまりした小屋で、北アルプスで一番小さい山小屋だそうだ。
水晶小屋から水晶岳への道のりは平坦な稜線歩きの後、頂上まじかのほんの少しはごろごろした岩稜帯の歩きとなる。
水晶岳山頂着9時10分。狭い頂上には3パーテイーほどがすでに腰をすえて休んでいた。薄日は差しているが相変わらず展望はなし。20分ほど休憩して下山。
2泊3日の山行予定であったが、翌日の天気に期待ももてず、双六小屋でテントを撤収し日が暮れる前までに新穂高温泉へ下山した。