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南八ヶ岳、大同心稜から硫黄岳
(2001年2月24〜25日)

メンバー: L中谷、和田、小川、澤田、甲谷

2月24日
天候:みぞれ
タイム:美濃戸口11時55分、 美濃戸13時05分、 赤岳鉱泉15時25分

 このところの降雪で、美濃戸口から美濃戸までの林道は車両通行止め。歩いて行く。林道の途中、強引に入ったのだろう数台の車が轍にハマリ、立ち往生している。ドライバーの方、ご愁傷様。

 天候は雨。歩きはじめはそれほどでもなかったが、美濃戸に着いた頃から本格的に降ってくる。美濃戸山荘の庇は雨宿りする登山者で一杯。中には諦めて下山した人もいるようだ。

 赤岳鉱泉へ着いた時には昨日の夜、先発した和田さんと中谷さんによって事前の打合わせ通り、すでにテントは設営されていた。しかし二人はこの雨の中、果敢にもジョーゴ沢へ出掛けていた。30分くらい経ってからヌレネズミ状態でテントへ戻ってきた。

 悪天候のためか、他のテントの数は少なく5〜6張り程度。それに対して、赤岳鉱泉に飲み物を買い出しに行ったついでに中をのぞいてみると、食堂でたくさんの人がくつろいでいた。

 寝るまでには時間はイッパイある。オヤジ5人がテントの中で車座になり、ワイワイガヤガヤ。

 今日の雨でヌレネズミ状態、気温は低くはないが、夜寝ていてもジトジト感が抜けなく不快。


2月25日
天候:吹雪のち晴れ
タイム:赤岳鉱泉7時05分、 稜線8時25分、 硫黄岳9時40分、 赤岳鉱泉10時50分着 12時00発、 美濃戸12時50分、 美濃戸口13時45分

 天候は雪。かぜもあるが予定通り大同心稜をのぼる。コース上は既に先行者のトレースがあり、降雪にもかかわらず楽をさせてもらう。
大同心基部につくと、先行パーテイーの3人が南稜を攀じる準備をしている。南稜は完全な登攀ルートだ、この悪天ではかなり苦戦することだろう。

 我々はその南稜取り付きの横を回り込み、主稜線へ通ずるルンゼに取り付く。
ルンゼの中は急だか、ザイルはつけずに登る。ただ稜線間近の一ヶ所、ハング気味の所を先頭の中谷さんが乗越したあと、残りの全員がシュリンゲでサポートしてもらった。

 稜線へ到着。ビュービューの吹雪、気温が低くないのは有難い。風下の東側斜面で休憩のあと、あいも変らず吹雪の中、下山ルートにする北側の硫黄岳へ向かう。
横岳と硫黄岳の最低鞍部から硫黄岳までの広い尾根はケルンを目印にのぼりかえす。全部で11個ある筈だというケルンは吹雪のため6〜7個しか確認できなかった。

 硫黄岳を早々にくだり、赤岩の頭あたりまで来ると、赤岳鉱泉からのぼってきた2パーテイーとすれ違う。赤岳鉱泉へ到着後時間もあるので、1時間程の休憩とお茶。そして、テントを撤収し下山準備をしていると、今までの荒天が嘘の様に、あっという間に晴天に変る。「終わり良ければ全て良し」か?

 下山後はお決まりの温泉。今回は、小淵沢ICそばにある、”スパティオ小淵沢 延命の湯”で汗を流す。

 

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