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北関東百名山3つ。谷川岳、上州武尊山、那須岳
(2001年3月4日、11日、25日)

 

谷川岳
3月4日
メンバー:山本、甲谷
天候:曇りのち雪
タイム:天神平リフト駅6時30分、 トマの耳8時20分、 オキの耳8時45分、 天神平峠10時20分、 天神平リフト駅10時25分

 2月27日、札幌山岳会の山本さんから電話が来た。何とも懐かしい。3月下旬まで群馬の伊勢崎へ仕事で来ているという。
仕事が休みの日曜日に、何処か近い山へ行かないかという誘いだ。嬉しい。谷川岳へいくことにした。

 3月3日、JR本庄駅で山本さんの車にピックアップしてもらう。山本さんと会うのは、確か7年ぶりだ。
深夜、閑散とした土合ロープウェー駅の駐車場に到着。ワンボックスカーの後部で、再会とお互いの元気を祝してささやかに乾杯。そして、以前一緒に登ったカムエクや日高1839などの思い出話にはながさく。

 3月4日朝、天候はみぞれ。それでもスカイキャビンにのり天神平リフト駅へ。
天神平スキー場のゲレンデは朝が早いためスキーヤーもほとんど居らずまだリフトは運転していない。ゲレンデの斜面をツボ足でのぼり、天神峠へ向かう。

 天神峠から、ルートの天神尾根がガスの中にも時々200メートルくらいだろうか先まで確認できる程度に視界が利き始めてきた。そしてみぞれは雪に変わり、濡れの心配は無くなった。
 ルート上は一筋のしっかりとしたトレースが描かれており、持参したワカンを使うこともなく楽をさせてもらう。途中いわお新道との合流点あたりで雪もほどほどに固くなってきたのでアイゼンをつける。

 のぼっている途中、先行の2〜3のパーテイーを追い抜く。その中に10人程のパーテイーに遭遇し、言葉を交わすと、目の不自由な方をメンバーに加えた六星山の会の方々であった。

 一時は天候も回復するかと期待したが、のぼるにしたがい悪くなる一方。トレースも途切れ途切れになり、目標物のない広い尾根に適当に目星をつけて上をめざす。

 ホワイトアウトの中、肩の小屋と三角点のトマの耳を通過し、谷川岳最高点のオキの耳へ着いたのが8時45分。
悪天候にもかかわらず、天神平リフト駅を出発してからわずか2時間15分という予想外の速さだった。

 その予想外の速さにお互いの頑張りと元気さをたたえあう。

 下山ルートも往路を引返したが、頂上付近ではのぼりのときのルートより少し東側を歩いたため、休むつもりでいた肩の小屋を見過ごし、そして途中で抜いてきた他のパーテイーとも会うことはなかった。

 下山後、湯桧曽の温泉で朝湯に浸かり、山本さんに本庄駅まで送ってもらい。早い帰宅となった。

 

上州武尊山
3月11日
メンバー:山本、甲谷
天候:雪のち晴れ
タイム:
オグナスキー場6時00分、 スキー場終点7時30分、 前武尊山8時40分(着) 9時20分(発)、剣ケ峰10時00分、 武尊山12時55分、前武尊山15時45分、 スキー場終点16時00分、 オグナスキー場16時45分

 先週に続き、今週の日曜日(3月11日)も山本さんの仕事が休みだというので、二人ともまだ登ったことのない上州武尊山へ行くことにした。

 予定コースの登り口になる、オグナスキー場の駐車場に前夜着くと月明かりが明るく、明日の好天に期待する。
しかし、夜が明けてみれば雪が降るあいにくの天気。

 朝、スキー場のリフトが動き出す前に、わたしはツボ足。山本さんは持参のスキーでゲレンデをのぼる。山本さんは先週にも増して絶好調。シールを利かし、良いピッチで先を行く。

 リフト終点から前武尊にかけては疎林のなだらかな斜面で山スキーにはもってこいのコースに見える。しかし、スキーを持たないわたしは、ワカンを履いてもスキーの山本さんには大きく遅れることとなる。先に前武尊に着いた山本さんは、斜面の試し滑りを兼ねて、遅れたわたしを途中まで向かいに来てくれた。

 前武尊で休憩し、先の剣ケ峰へ向かう。剣ケ峰の登りが急になったため山本さんはスキーを担ぎ、剣ケ峰のピークにデポする。
剣ケ峰の北側になるくだりは前武尊から武尊山
にかけて唯一の難所で距離は短いが2ヶ所の鎖場がある。しかし、剣ケ峰と家の串山の最低鞍部からは先はところどころ西側の斜面に雪庇が張りだしたダラダラ尾根に変わる。

 武尊山頂上を目指して、山本さんがほとんど先頭でラッセルしながらすすむ。ホワイトアウトのなか、ルートは外していないのは確かだか現在位置が良く判らない。

 途中休憩したところで、引返しのタイムリミットを13時00分に決め。半ば武尊山頂上到着を諦めながら、行けるところまでという気持ちで進む。ほどなくしてから、急に稜線が西に曲がり、そして一瞬のガスの晴れ間から見えた西側の斜面下に平坦な雪原がみえた。出発前に地図を見て頭の中に入れてきた地形のイメージからして、もしや武尊山頂上間近の中の岳を越えたのでは?と期待する。

 その甘い期待は的中し、引返しのタイムリミットギリギリの12時55分、武尊山頂上到着。先週の谷川岳と同じような、全く展望のない頂上で記念撮影をしてそうそうと往路を引返す。

 引返す途中、剣ケ峰あたりから、日光白根山や皇海山が望めるまでに天候も回復し始めてきた。しかし、北側を振返ってみても武尊山は相変わらず雲のなかで、山の姿を確認する事は出来なかった。

 前武尊からは山本さんは快適にスキーを飛ばしてくだり、わたしはスキーヤーやスノーボーダーで賑わうゲレンデをテクテク歩いてオグナスキー場の駐車場に着いたのは16時45分。山本さんに遅れること1時間強。

 帰路途中の温泉に浸かり、山本さんに本庄駅まで送ってもらい、またいつか一緒に山登りをする事をお互い期待しつつ別れた。そして私が横浜の自宅に着いたのは午前0時をわずかに廻っていた。

 今回の武尊山は先週の谷川岳とは対照的に、スキー場リフト終点からは誰にも会うこともなく、しかもフルに一日行動し、久々に手応えのあるそして充実した山行だった。

 

那須岳
3月25日
メンバー:小川、甲谷
天候:晴れ時々曇り
タイム:大丸温泉6時30分、峰の茶屋避難小屋7時50分、茶臼岳山頂8時35分、峰の茶屋避難小屋9時10分、朝日岳9時50分、峰の茶屋避難小屋10時30分、大丸温泉10時55分

《本文現在作成中》

 

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