西野美容室とは、NHKアニメ「あずきちゃん」の主人公あずきちゃんの友達のかおるちゃんの親が経営する美容室である。KAMEJIが主催する同人サークルの名称でもある。
かおるちゃんは小学校5年生。天然パーマでちょっと茶髪入ってて、いつも髪をリボンで止めてて、セーラー服を着ている、あずきちゃんの一番の親友である。そして何より川田妙子さんのロリロリな声がベストマッチしている。
筆者は最初見たときから、不覚にも「おおっ」と乗り出してみてしまったくらいである。彼女の声とあのせりふ、ケンちゃん(彼女のすきな男子)に一筋な一途さ、ケンちゃんのためならなんでもしてあげようというけなげさ。そして時折飛び出すその顔に似合わない辛辣な批評眼。それらが渾然いったいとなって「かおるちゃん」を形成しているのである。
右の絵は、かおるちゃんの大好きなケンちゃんが、仙台でこけしに顔を描いたエピソードがあるんですが、そのこけしの想像図です。「好きな人の顔に似てしまう」との事ですので、二人の幸せを願ってみました。ケンちゃんは普段は照れ屋ですが、きっと心の底ではかおるちゃんを大切に思っているのです。
西野美容室はあずきちゃん以降は各メンバーの視聴対象が分かれてしまい、あるものはどれみ、あるものはコメットさん、あるものはユイ経由でロコちゃん(笑)へと萌え対象を変遷させていきましたが、同人活動は続けて行きます。
ちなみに本物の西野美容室は渋谷区代官山にありました。先日髪を切りに行ってきましたが、昔ながらの美容室という感じで、代官山にあるおしゃれなヘアーサロンとは全然雰囲気が違いました。おばあちゃんの社交場といった感じで和やかな家庭的なところでした。パンを食べさせてくれたし。腕の立つおばちゃんの仕事はてきぱきとして大変頼もしかったです。
本の内容としては、あずきちゃんに心を奪われた哀れな男供の哀歌とでも言いましょうか、あるいはかおるちゃんに魅せられた男の遠吠えとでも言いましょうか、あるいはヨーコちゃんの哀れさに涙を溜めた男の日記とでも言いましょうか。もうなんだかよくわかりませんね。
この本はきっと制作関係者も見て、115話の内容にも影響を与えていたのではないかと勝手に推測しています。ジダ*ヨーなんて発想ここだけだったし。