氷晶による光学現象


 

  

 

 

太陽光による大気光学現象は、様々あります。ここでは、特に珍しい現象を取り上げます。

 

MSペイントで図を作ってみました。空を半透明球で考え観察者はちょうど中心にいます。太陽印です。夜の場合は(特に満月)と入れ替えて考えてください。これらの現象は、上空に氷晶(六方晶系の氷の結晶)がある時に、太陽光の屈折・反射によって起こります。日本でも観測例があるものを中心に描いてみました。このページの画像を見るときの参考にしてください。上端接弧、下端接弧は、太陽高度により、現れる形状は変化します。

出現頻度(気象の事典 平凡社版によると)

内暈幻日上端接弧天頂弧太陽柱(光柱)>外暈幻日環

22°の内暈はかなりの頻度で観察できるという(平均57回/年)。私にとって太陽柱と外暈は、これから観察したい現象です。

 




■太陽柱 下端接弧 平成22年2月11日 航空機の窓から

 天頂虹  90/8/6 埼玉県 坂戸市 午後5時25分

5時20分ごろに気がついた。初めてみました。22°の暈ではないし、虹でもない。当時は暈だけの知識だったので、いったい何の現象なのだろうと思いました。

5時40分には消えてしまった。気がついてから20分間だけの現象でした。

  天頂虹(2)  9?/12/31 埼玉県鳩山町 午前

大晦日の10時ごろ。1992年頃だと思います。これも日暈しかしらなかった当時、太陽のはるか上方に見えた現象です。90/8/6に第一回目を見て、今回で2回目です。太陽の周りには22度の暈がかかりました。この写真には映っていません。20mmレンズで太陽を下方にして撮影。上方にかすかに彩色が見えます。前後して暈が現れた。

  天頂虹(3)  2000/10/8 午前7時16分 狭山市 D
暈の上方に、天頂虹が見える。

画像でははっきりしないが、鮮やかな虹でした。

デジタルカメラにて撮影

 

  水平環  埼玉県狭山市  お昼頃 

左 20mmで太陽を上方にして撮影。視半径46°に現れます。

上 70mmレンズでで拡大してみると、色彩が分かる。

 
 上端接弧 94/8/8 

内暈の天頂から右側にひげ状に白い線が延びている。画像にすると見えなくなってしまうのが残念だが、珍しい現象の1つ。

 

 

     
 外接暈 
ご覧のように、横にふくれた卵形をしています。顔を横にしてみればはっきりします。上記の図には書いてありません。 
 幻日環の一部分   
太陽の反対側に現れた幻日環。

正反対地点は不明。

 
 ■ 幻月(月に現れた幻日) 2000年2月19日 
月齢14日の月に暈がかかっている。左側には輝点がある。月の幻月と思われる。幻月環もうっすらと延びっている。
 ■ 光環     2000年4月6日 
太陽の周りに虹色の環が現れている。画像は処理したら、ハイライト部分が大きめになったしまった。実物はもっと虹色に見えた。

 

 
   
   

 


詳しく知るために

Rainbows,Halos,and Glories Robert Greenler著 Cambridge University Press

太陽からの贈り物 Robert Greenler著 小口 高・渡邉堯 訳  丸善

雲 とちぎの空風景 海老沢次男著 随想舎