rainbow

 

  

 

主虹に他に、副虹も見える。99年夏、NHKの夕方6時台の天気予報番組を見ていたら虹が見えて、問い合わせが殺到したという。そう副虹が見えたからだ。「大変珍しい現象」と解説していました。確かに虹自体を多見る機会が少ない上に、さらにはっきりとした副虹が見られるのも珍しくなるでしょう。

 


1,虹
あの虹の橋を一度渡れたらいいなあ。
純真な目を持つ子どもには、まさしく不思議な現象であり、神秘的な贈り物です。
夕立ちなどの雨上がりの空に、太陽の光に誘われて、大きな橋が現れます。見上げるようにして、自然の織りな す彩色は見る人を魅了します。
虹の橋の端が地面に接する所には黄金が埋まっているという言い伝えもあり、昔の人々は、どんな思いで虹を見たことでしょう。
さらに、虹は人間の世界と神の世界とを結ぶ架け橋で、その橋の向こうには理想郷があるという言い伝えもあります。 虹という漢字は古代中国人が虹を竜か蛇のような長虫と考えた名残だそうです。
 虹は何色と聞けば、ほとんどの子は7色と答えるでしょう。逆に7色といえば虹を連想するほど、虹と7色の結びつきは堅いと考えられます。しかし、 実際に虹が出たときに見た時に、確かに7色あることを確かめた人は以外と少ないのではないでしょうか。実際に数えたとしても、 普通で3色、よくても5/6色までがせいぜいで、7色まで見分けられることはなかなかできないでしょう。 たとえ見えたとしても、7色という知識があるために、そう見えるのだと思います。


2,虹は何色?
 いったい虹は色あるのだろう。残念ながら虹の色は、見る人によって数が違ってきます。「7色が本当なんだよ。」と答える人は 考え方を改めなければなりません。実のところ、よく分かりませんが、無限大と考えた方が本当は正解なのかもしれません。目立つ色として、 こういう色は赤色でという風に決めているだけのことです。色は連続的に変わっているのです。
「日本語と外国語」(鈴木孝夫 岩波新書)には、虹は何色から?という文章が紹介されています。国や文化によって、虹の色の数には違いがあるということです。 簡単にまとめてみます。

 
日本 7色 赤、橙、黄、緑、青、藍、菫(紫)
イギリス 6色 赤、橙、黄、緑、青、菫
アメリカ 6色 赤、橙、黄、緑、青、菫
ドイツ 5色 赤、黄、緑、青、菫
フランス 7色 赤、橙、黄、緑、青、藍、菫(紫)
ソ連 4色 橙、黄、緑、青
  5色 赤、橙、黄、緑、青
  6色 赤、橙、黄、緑、青、菫(紫)
  7色 赤、橙、黄、緑、青、藍、菫(紫)


3,虹の調査1

鳩山町立図書館「夏休みこども実験室」(平成4年7月29日)に参加した子どもた ちに、アンケートを試みた。アンケート項目は次の2点である。
・虹には何色あると思いますか?
・虹には、どんな色がありますか?
その結果が下表の通りである。
学年 虹の色 何色
赤橙黄緑青藍紫 桃水黄緑白
4年 ○○○○○ ○

○ ○○ ○
○ ○○○
○○○○○
○○○ 12色
7色
4色
5色
7色
5年 ○ ○○○ ○
○ ○○○
○○○○○ ○
○○○○○ ○
○ ○ ○


7色
7色
7色
7色
7色
6年 ○○○○○ ○
○○○ ○ ○
○○○ ○ ○
○○○○○
○○○○○
○○○○○○○
○ ○

8色
7色
6色
7色
7色
7色
  調査人数 計16名

※データが少しずれているところがあります。

都合良く修正ができないのでこのままにしておきます。


この結果から、次のことが考えられる。
・虹は7色あると考えている子どもが多い。(11人/16人)
・4年では、数にばらつきが見られる。一方、5・6年ではほとんどが7色と答えている。
・学年が進むにつれて、あげる色の数が多くなっている。
・藍色をあげる子どもが少ない。


4,調査2
調査1から、虹をどう認識しているかの傾向が分かったきた。 そこで、調査2では、狭山市内の小学校の1/3/5年生にアンケートを実施して、 詳しく調べてみることにした。・平成4年11月18日、19日
・調査人数 1年64名

3年65名
5年68名

表1虹は何色あるか?

学年 数 10 11 12 13 不明
1年 46    
3年 33        
5年   64              

表3虹にはどんな色があるか?

 

結果
・各学年とも、7色が多い。
・1、3年では、3−8色をあげる児童があり、ばらつきがあるが、5年では、ほとんど が7色をあげている。
・藍色をあげている児童は少ないが、5年では25%と急に増えている。
・1、3年では赤・黄・青の3色をあげる児童が多い。5年では赤・橙・黄・緑・青・紫 の6色をあげる児童が多い。


5,考察
調査2から、虹を7色ととらえている児童が多いことが分かった。 1/3/5年では、3・4・5・6・8色をあげる児童もいるが、 5年では少なくなっている。7色以外をあげていた児童が高学年になるころには、 虹は7色という知識で安定してくるのだと思われる。

低学年では、赤・黄・青の3色をあげる児童が多いのは、信号の3色の知識があるために、 あげやすいやすいのではないかと思う。また、色の知識として普段使っている色鉛筆やクレヨンの色があげられる。 赤・黄・青色の他に、桃色・水色・黄緑色などは絵描きの時によく使う色であり、 藍色は無いので、馴染みの薄い色だと思われる。



6,虹とは
太陽と反対側に浮かぶ雨粒がプリズムの役目をして、入射した光が雨粒の中で、屈折して、 光分光して色が分かれる。
普通には、視半径42度の円弧の主虹と、視半径51度の副虹とがあります。 おもしろいことに、主虹の色の並び順が、副虹では反対に並んでいる。

主虹 外側----------------------------内側

赤ー橙ー黄ー緑ー青ー藍ー紫(菫)


7,まとめ

学校教育では7色とおさえておくのが一番無難でしょう。 しかし、絵本や童話、習慣から考えると、地域性もあり、6色と考えても間違えではありません。 色は感覚です。みなさんの感じた色が一番だと思います。


最近、虹を見なくなりました。


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