貝吹岳

登山口の標柱
「新・分県登山ガイド  岩手県の山」を参考にしました。道が入り組んでいます
し、道標もありませんのでこちらのガイドも参考にしてください。

登山口へ向かう坂本川林道は雫石の道の駅前から始まります。入るといきなりダ
ートです。3つ目の橋を渡る手前に広場があって、奥に旧秋田街道と書いた杭が
立っています。地形図ではほぼ388の標高点のある場所です。

川沿いに道がつけられていますが、直ぐに脇沢に向かって下り、丸太橋を渡りま
す。その後向こう側の尾根をジクザクに登ってゆきます。まだこの辺りは紅葉が
途中の紅葉
美しく残っています。ブナもありますが、この辺りでは普通のブナ林でしょう。

送電線の下まで来ると木が刈り払われていて、貝吹岳から地森に掛けての稜線が
よく見えます。ここから送電線の巡視路が入り組んできますので、特に注意が必
要な場所は地図に印を付け写真を示しておきました。

送電線から北側の尾根に入ると、すっかり葉を落としたブナ・ミズナラの林にな
ります。木漏れ日の中、落ち葉を踏みしめて歩く道は格別の貫があります。その
先の鞍部には再び送電線が通り、刈り払われていますので眺めが良く、秋田駒ヶ
木漏れ日のブナ・ミズナラ道
岳が間近に見えます。ブナの道をジグザグに登ってゆくと、T字路になりますが、
右に進みます。貝吹岳が左に見えていますので、つい左に行きたくなりますが注
意しましょう。

やがて稜線を通る林道に出ます。この林道は確か一般車は通行できないんではな
いかと思いました。林道に出た道の直ぐ北側にも道があり、そこに入ると「従是
西南秋田領」という標柱が建っています。ここが仙岩峠になります。先に道があ
るかと思ったらそこで行き止まりでした。

仙岩峠にある境塚の石柱
林道を左に行きますと右に道があります。鉄塔のある広場まで行ってしまっても
そこから下に降りる道があります。西の下をトラバースして、わい曲したブナの
道を再び登って稜線にでます。

反射板を過ぎ、右のピーク目指して背丈以上ある笹の道を進めば三角点のあるピ
ークにでます。山頂の標識がないなと思いましたが、笹の中に標識が隠れていま
した。ちょっと目の前にある反射板が無粋ですが、眺めは全方位です。岩手山も
和賀山塊もよく見えました。早池峰山まで見えました。田沢湖も一部見えていま
す。
笹に埋もれた山名標識

                                                                かぬか平







山頂から秋田駒ヶ岳 左中腹は国見温泉









地図
日程2006.11.4(土)
山名貝吹岳(かいぶきだけ)992.4m
地図国見温泉
山域奥羽山系(岩手県雫石町、秋田県仙北市)
コース登山口--0:40--鉄塔分岐--0:45--林道--0:25--貝吹岳--1:30--登山口