南本内岳には11年前に登り、焼石岳から夏油温泉に掛けて縦走しましたがそれ 以来です。今回は湯田側の登山口からの往復です。 ゆだ錦秋湖駅より奥に入り、人家の途切れた場所からさらに未舗装の道を進むこ と約10kmで登山口に到着です。登山口を入って直ぐ右の道を進みます。沢を 渡って登り掛けたところからブナ林になります。大木が多く立派なブナ林ですが、 低木が多くよく見えず、規模もそれほど大きくないようです。それでも4m位の 大木が何本かありました。 東側の所々切れた尾根を登って行くと新倉沢に出ます。その少し先で、お花畑コ ースと尾根コースに分かれています。まずは尾根コースを辿ります。こちらはブ ナ林の尾根です。ここも先ほどと同じような規模のブナ林でした。 さらに進むと、ブナも低くなり歪曲化してきます。巻道が着けられているのです が、根曲がりした木の上や崩れた場所が多くあり、非常に歩きづらいです。お花 畑コースとの連絡路を会わせると、森林限界となり、三界山や沼のある湿原など が眺められるようになります。 三角形の頂を持つ南本内岳を目指して緩い斜面を登って行きます。大きな杭の立 つ南本内岳の頂上は、ピークというより張り出した岩場の上といった感じです。 展望は文句ありません。ウメバチソウやミヤマリンドウなど秋の花が多く咲いて いました。 帰りは、ここより高い丘のような権四郎森のピークをかすめて、郡界尾根を通り、 お花畑コースを戻りました。湿原までの道も花を楽しめました。また、正面に見 える三界山の姿も印象的で、左には焼石沼を中心とする湿原が広がっていました。 生憎雲が多めで、晴れていれば見える鳥海山は見えませんでした。湿原に降りる と、いろいろな種類の花々が咲いていました。群落こそ少ないですが、こんなに 多くの種類の花が見られるとは思ってもいませんでした。 かぬか平
日程 | 2006.8.26(土) |
山名 | 南本内岳(みなみほんないだけ)1486m |
地図 | 三界山 |
山域 | 焼石連峰(岩手県西和賀町、奥州市) |
コース | 登山口--1:05--新倉沢--1:50--南本内岳--2:20--登山口 |