物見山(種山ヶ原)

種山ヶ原の案内図
宮沢賢治の愛した種山ヶ原、最高地点である物見山に行って来ました。

R397道の駅前の道を入り直ぐに左折すると、遊林ランド種山という施設があって、
そこまで除雪されています。そこには2台の車が止まっており、雪の上にはスノー
シューとスキーの跡がありました。

私はスノーシューを履いて出発しました。この山はどこもなだらかですので、どこ
でも歩けますが、初めて歩く場所なので、一般登山道に沿って歩きました。そこに
は前行者のトレースがしっかり着いています。
唐松林の登山道

まず林道に沿って登ると分岐点に着きます。分岐の真ん中の緩い登山道を物見山に
向かって直登します。登山道といっても、緩い広い道ですので、車道としても良い
ような道です。唐松林の中の道が続きます。この辺は山もなだらかですし、小屋や
道標も整備されていますので、ハイキングには最適の場所です。

やがて、物見山直下の林道と合流点に来ます。雨量レーダーの巨大な建物が無粋で
すが、そこからは木もなくなり、奥羽山脈の山々が見えます。そこから左の方を巻
いて登りました。頂上はそれほど強くないですが、風があります。冷たい風ですの
頂上から見た焼石連峰
で肌が露出した部分が冷たいです。今日はよい天気で、遠くの方に雲がかかった山
がありますが、ほぼ全部見渡せました。

帰りは林道を通って元に戻ろうと思いました。元に戻る林道の分岐に行くまでは周
りは雪原ですので、冷たい風に悩まされました。林道の分岐からはトレースが途切
れ、誰も歩いていない処女雪の上を歩いて行きます。脇のポールの頭が見えていま
したので、積雪は40cmくらいでしょうか。もっと降ったと思いますが、風で飛ば
されたのでしょう。

頂上付近の樹氷
暫く歩いて行くと、スノーシューのトレースが現れました。そのトレースは林道を
下から登ってきて、途中から山の斜面を登っていっているようでした。処女雪では
なくなってしまったのは残念でした。

さらに林道を歩いて行くと、爆音が聞こえ、車など走れるわけがないのになんだと
思っていると、スノーモービルが3台連なってやって来ました。その後、くさい排
気ガスを吸いながら歩くことになり、道もずたずたにされていました。朝の分岐点
に着くと、なんと登山道の方からスノーモービルが降りてきたようです。スノーモ
ービルは林道を通るならまだしも、登山道までも入られるのは困ります。スノーモ
地図
ービルのレジャーでの使用は禁止してほしいですね。

                                                                かぬか平
日程2006.1.29(日)
山名物見山(ものみやま)870.6m
地図種山ヶ原
山域北上高地南部(岩手県住田町、江刺市、遠野市)
コース遊休ランド種山--0:15--分岐--1:00--物見山--0:30--林道分岐--0:50--
遊休ランド種山