盛岡の南東10km位にある山で、朝島山や黒森山とともに乙部三山に数えられてい
るそうです。新分県登山ガイド「岩手県の山」を参考にしました。R106、県道41
号経由で、登山口の広場に着きました。広場の右にある道標が登山口です。

登山道の道形は明瞭ですが、雪や落ち葉で覆われると判りにくいかもしれません。
雑木林の登山道を上ってゆくと、なにやら人工物のようなものが。林道の工事現
場でした。その下で道が二手に分かれ、工事現場の方にたくさんリボンが付いて
いたものだから、そちらに行ったら全然違っていました。


元に戻り正しい道を取りました。やがて大きな岩のある場所に着きます。ガイド
によると屏風岩と云うらしいです。その上から左に進んで行くと、鬼ヶ瀬山の細
長い尾根に出ますが、その部分は下りの場合真っ直ぐにも踏跡がありますので迷
いやすいです。もっとも、そこには｢頂上へ」という道標があります。

その尾根の南側は伐採地で、朝島山の向こうの北上平野や、焼石連峰などがよく
見えます。ただ、そこまで林道が上がってきているのは閉口してしまいます。三
角点から南に離れた岩場にある松に山頂標識が取り付けられていました。そこか
らは北上平野越しに焼石連峰から和賀山塊まで、雪の山々がよく見えました。


ガイドによると西の方に岩手山がよく見える展望台があるということなので行っ
てみました。ちょっと道形不明瞭な場所もありますが、何とか歩けます。稜線の
端に当たる岩があって切れ落ちているところから、盛岡市の町並みの向こうに岩
手山が見えます。また、秋田駒ヶ岳も望むことが出来ました。

                                                                かぬか平