仙人山

姥スギ
仙人山は和賀川錦秋湖の南にあり、南に稜線を辿れば牛形山、焼石岳に至ります。
前日買ってきたばかりの「新・分県登山ガイド 岩手県の山」で、まだ登ってい
ないこの山が目にとまりました。今日は仙人集落側登山口からの往復としました。
晴れることを期待していたのですが、朝から曇り空で、山の上の方にはガスが掛
かっています。

仙人集落のR107の橋右岸から南に延びる道を入ります。工場の脇を通り、舗装が
途切れると左に、姥スギ専用駐車場がありましたのでそこに止めました。少し林
道を歩いて行くと右に登山道があります。北上線の鉄橋下の沢を渡って行くと、
ブナ林
斜面を巻くような道になります。この道は昔から街道として使われていたようで、
幅か広く、歩きやすい道です。

斜面をジグザクに登って行くと、目の前に大きなスギの木が出現します。姥スギ
と名付けられた木で、森の巨人100選になっています。傍の案内板には、推定
樹齢900年、樹高30m、幹周11.5mとあります。ものすごい立派なスギの木です。

そのスギの直ぐ上が仙人峠で、鳥居を潜ると久那斗神社があります。神社の左か
ら尾根に取り付きます。登るにつれブナが多くなって行きますが、細い木ばかり
仙人山山頂
です。辺りは霧が立ちこめていました。しかし、帰りは霧も晴れ、ブナ林の見通
しが良くなり、西側の方はかなり奥までブナ林が広がっていることが分かりまし
た。ブナ林としてはBクラスですね。

やがて、道が二手に分かれ、右に進みました。そこはガイドに書いてあった分岐
点のようです。そちらにはいると、藪が濃くなり、道も不明瞭になってきました。
雪も残っているのでますます分かりずらいです。藪についていた露で全身ビショ
ビショになってしまいました。分かりずらい道も一部だけで、はっきり下道を尾
根沿いに歩いて行くと、山頂に着きました。生憎、何も見えませんでした。不明
地図
瞭な道があるのに、団体も含め何グループかに会ったのは驚きでした。

                                                                かぬか平

日程2006.6.4(日)
山名仙人山(せんにんやま)882.2m
地図和賀仙人
山域焼石連峰北部(岩手県北上市、西和賀町)
コース駐車場--0:40--姥スギ--1:20--仙人山--1:45--駐車場