田代山

登山道から望む田代山
田代山は七時雨山の北にある山です。間にある田代平高原は、放牧場になってお
り、日本離れした景観で有名です。田代山に登って、田代平高原と七時雨山を眺
めたいという目的で行って来ました。

田代平高原の真ん中を通る県道30号の西側に駐車スペースがあり、田代山つつじ
サン燦道口という杭が立っています。そこを田代山に向かって入って行きます。
ピンクのリボンに導かれて進みまが、山の中に入り、溝のようなところで左側に
リボンが着いていたので行ってみると、「駒形神社口」という道標があって、そ
ちらの方に着いているようです。戻って、溝の向こうに直進する立派な道があっ
稜線から七時雨山
たのでそちらに入ると、「サン燦道」という道標が道端に寝かせてありました。

その先、リボンはなくなりますが、道ははっきりしています。ただ、道を造って
からまだ通る人が多くないらしく、草が生え始めていたり、枝が道を塞いだりし
ていました。松林から笹原に出ると、眼下に田代平高原が広がっています。その
先は視界を遮るものはほとんどありませんので、存分に七時雨山と田代平高原を
眺めることが出来ます。

田代山の肩のようなピークに「三方沢(サブジャ)山」とルビを振ってありまし
田代山山頂
た。この辺はアイヌの地名が多いのでその系でしょうか。次のピークを登ると
「田代山」の標識と三角点がありました。目の前を見るともっと高いピークが
聳えています。はっきりした道があるようなので、そちらに向かいました。

ピラミッドのような形のピークに道が一直線に伸びているので、急かなと思いま
したが、30度程度でしょうか。何故か、道の部分だけが盛り上がった場所にあり、
実質狭い痩せ尾根を登るという感じです。登りは良かったのですが、下りは少し
苦労しました。

登り着いたピークに標識はありませんでした。地図にはない三角点の標石と、十
東峰から田代山を見下ろす
字が刻んである平らな白い石の板がありました。ここは360度全く遮るものの
ない展望所です。晴れてはいましたが、遠くの方は霞んでいました。下の箱庭の
ように見える田代平高原と七時雨山を眺めるのには支障はなく、存分に堪能しま
した。風もなく、暑い一日でした。

                                                                かぬか平



地図
日程2006.5.18(木)
山名田代山(たしろやま)945.4m[東峰は987m]
地図陸奥荒屋、駒ヶ嶺
山域岩手北部(岩手県八幡平市、二戸市)
コース登山口--1:05--田代山--0:20--東峰--1:00--登山口