この山は出たばかりの新・分県登山ガイド「秋田県の山」に載っていました。岩 手・秋田県境の山で眺望がよいとありましたので行ってみることにしました。 秋田東成瀬村R342の天江地区より東山登山口の標識に従って細い道に入ります。 この道は荒れてはいませんが、道が狭すぎ中型車以上ではちと苦しく、坂も急で す。ブナの黄葉は林道近辺が一番よく、まだ蒼い葉を着けた木もあったのであと 一週間ぐらいは楽しめそうです。 三合目の標識のある場所から真っ直ぐに登山道が始まります。林道は左に折れ、 アンテナのある場所に向かっているようです。そこの駐車スペースは2台がせい ぜいといったところでしょうか。 登山道に入ると、最初は斜面につけられた道で斜めになっており、少し歩きずら いです。その先は急坂になります。落ち葉が積もっており、ステップが見えない し、滑りやすい土の場所も分からないので難儀します。下の落ち葉を見れば、ブ ナ、ミズナラ、トチ、ホウノキ、カエデなどいろんな葉っぱがありました。 まともなのは三合目の標識だけで、その先の標識は皆朽ちて、地面に横たわって おり、字が読めないものもあります。しかし、道は整備も良くされ、昔から歩か れていた道のようです。 やがて、左手にピラミッド形の上東山が現れます。木が生えて無く、草だけで覆 われていますので印象的です。T字路に着いて、東山に向かって真っ直ぐに降り て行きます。この道は新しいようです。鞍部付近は樹肌が黒々とした低いブナの 林になっていました。そこを抜けるといよいよ東山の急な斜面の登りになります。 草地ですので振り返ればどんどん高度を上げて行くのが分かります。 頂上では360度の展望が待っていてくれました。向こう側にはもう一つの下東 山、地図ではあちらのピークに東山と記載され、三角点があります。下東山も草 に覆われた禿げ山です。しかし、下東山への道は残念ながらつけられていません。 下東山の右上にはどっしりと焼石岳があります。雪をすでに被った鳥海山もはっ きりと見えました。 かぬか平
日程 | 2007.11.4(日) |
山名 | 東山(上東山)(とうざん)1116m |
地図 | 椿台、焼石岳 |
山域 | 栗駒北部(秋田県東成瀬村、岩手県奥州市) |
コース | 三合目--1:20--T字路--0:25--上東山--1:15--三合目 |