翁倉山は、北上川河口の北側にあります。北上山地の南端にあるこの山は、内陸
部に雪があるこの季節でも雪の心配はいりません。関東の山と同様、雪はあまり
降らないらしいです。よく晴れ風もない穏やかな日溜まりハイクを硯上山ととも
に楽しんできました。
県道64号線の北上町女川から翁倉山自然林とかゆう地図の着いた看板のところを
入っていきます。砂利道を登っていくと、広いところに出て、その先は細い作業
道になっています。そこに車を止めました。そこには「翁倉山 県自然環境保全
地域 宮城県」という標識が立っています。
作業道を200mも行かずに堰堤が現れ、少し先に赤い印と、ロープのある登山口が
あります。道標はいっさいありません。その急な坂を稜線まで登っていきました。
稜線からはほぼ水平の道が続きます。周りは赤松の大木もある林です。細いブナ
もあります。
途中に、松茸を無断で採るなという看板がありましたが、松茸が採れるのでしょ
う。素人ではとても発見できそうにありませんが。
やがて、急斜面を巻くように登ると主稜線のコルに出ますので、戻るようにして
その稜線を登っていきます。この辺もあまり代わり映えしない林の尾根道です。
ようやくピークに着いたかなと思ったら山頂はもう一つ先でした。やはり山に登
るなら、じらしてやっと山頂に着くようでなければおもしろくありません(^_-)
山頂には石の祠が祀られてあり、志津川湾が見え、南には北上川の流れが見えま
した。
ガイドブックには翁倉山はイヌワシの営巣地とかかれていましたが、現地にはそ
れらしい看板は見あたりませんでした。まさか、すでにイヌワシはいなくなって
しまったと云うことはないでしょうね。
日程 | 2000.4.9 |
山名 | 翁倉山(おきなくらやま)532.4m |
山域 | 北上高地南端 |
コース | 登山口(6:50)---主稜線のコル(7:40)---(8:05)翁倉山(8:35)---(9:20)登山口 |