宇霊羅とはアイヌ語で靄や霧が多い山を意味するそうです。岩泉町の中心部の 裏に聳えるこの山は、白い岩肌が印象的で、北上山地の中にあっては特異です。 この真下に日本三大鍾乳洞の一つ龍泉洞があります。 宇霊羅山までは一般のハイキングコースがありますが、その先の尾根伝いにあ る音床山への道は一般のガイドには記載されていません。宇霊羅山は6年半前に 登って以来2度目ですが、今回インターネットで音床山の記載を見つけ行ってみ ようと思いました。 R455から登山口に向かう林道に入り、途中から左手前に折れる道に入らなけれ
ばいけないのですが、ここはまっすぐに行ってしまいがちです。今回間違えまし た(^^; 登山口には道路標識のような案内板が建っていました。 登山道の途中、道はいくつか分かれますが、どれを採ってもよいようです。ロ ープも着いている急な道を登ると、二重尾根の谷間にでます。本来の道は左手の 尾根についていますが、その谷間を落ち葉を踏みしめながら歩いてもいいでしょ う。尾根の道を歩けば、梢の間から岩泉の町を見下ろしながら歩くことになりま す。 やがて、宇霊羅山の頂上に着きます。木々に囲まれ展望はいまいちです。4等
三角点がありました。北側にある明神山が印象的ですが、山頂まで伐採され、作 業道が傷のように見えて痛々しい限りです。展望を楽しみながら休むのであれば、 少し先の禿げた尾根上がいいかもしれません。 音床山へはその先のやせ尾根を進みますが、次のピークまでは踏跡があります。 その先は尾根が広くなってしかも道がありません。夏はわかりませんが、枯れた 今のような時期ならば、どこでも歩けます。北側の尾根の縁に、国土調査とかか れた銀色の杭が所々打たれています。これに沿って歩けば迷うことはないでしょ う。音床山に近づけば踏跡も現れます。
音床山の山頂には3つも山名標識が付いています。展望は宇霊羅山よりもよく、 明神山や北西の黒森山なとが見て取れます。 その先も細い踏跡が続いていましたが、今日は元の道を引き返しました。 この日はかなり降りきった時、ご夫婦連れにあっただけでした。 今回は、http://www.geocities.co.jp/Outdoors/1329/cou_ureira.html を参考にさせていただきました。
日程 | 2001.11.24(土) |
山名 | 宇霊羅山(うれいらさん)604m 音床山(おんどこやま)716.2m |
山域 | 北上高地北部 |
コース | 登山口(8:15)---(9:10)宇霊羅山(9:20)---(10:05)音床山(10:25)--- 宇霊羅山(11:00)---(11:55)登山口 |