県道18号から地図で境田と書いてあるところから延びる林道に入ります。そこ には小さな矢越山登山口という道標があります。やがて舗装が終わり地図に書い てある道よりもさらに進むと、矢越山登山口の道標が現れます。少し先の道の広 くなった場所の路肩に駐車しました。標高320m位で地図にある破線の道を林道が 横切っている場所のようです。その下にも道があり石の鳥居が見えます。 その道は石の敷かれた道で古くからの道であることが分かります。途中に「雷 神」と書かれた新しい石碑がありました。 登って行くと林道が横切っていました。この林道は先ほどの林道が折り返して ここまで登ってきたのだなと思いました。駐車場になる広場もありました。その
先も林道は続いているようですが、あまり利用されていないような感じでした。 そこには矢越神社と、羽山神社のことが書かれた看板が立っていました。昔こ の山は針山といっていたが、源頼家が戦勝を祈願して射た矢がこの山を越えたこ とから矢越山と称することになったとあります。そこから山頂まで30分と書か れてありました。 そこから入ると何とも由緒がありそうな小さな池がありました。左に曲がり鳥 居をくぐり石段の上には矢越神社が見えます。両脇には杉の大木が林立していま した。矢越神社は立派な神殿づくりの建物です。
山頂へは左手を登っていきます。直ぐに「八人ばらし」入り口を示す案内板が ありました。帰りに行って来ましたが、そこから5分足らずで行けます。花崗岩 の大岩の間で、数人が雨宿りをしたことからこの名が付いたそうです。 やや急な登りで、大岩のある山頂に着きました。立派な銅葺の羽山神社が建っ ています。屋根の4隅が鎖で固定してありました。山頂からは360度の展望です。 室根山は祠の影で見えませんが、裏に回ればよく見えます。雪を被った焼石連峰 や栗駒山が綺麗に見えました。南の方には、大森山や徳仙丈山が重なって見えま す。気温はまだ氷点下のような感じですが、風もほとんどなく日だまりの山頂は
気持ちが良かったです。祠の裏手からも道が延びているようなのですが、折壁方 面から登ってくる道なのでしょうか。
日程 | 2002.11.23(土) |
山名 | 矢越山(やごしやま)519.6m |
山域 | 北上高地南部(室根村) |
コース | 下林道登山口(8:20)---上林道登山口(8:24)---矢越神社(8:27)--- (8:43)矢越山(9:05)---(9:30)下林道登山口 |