深町 薫全短編リスト


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E026(2008/03)露出タクシー 未亡人の火照り(ミリオン出版、発売:大洋図書)B ISBN978-4-8130-7077-1

表紙

 とにかく、優菜は命令どおり、手を上げ、近づいてきたタクシーを止めて乗り込んだ。今は脅迫者の言葉に従うしかなかった。
 タクシーに乗り、後部座席に座る時も、下半身に気をつけなければならなかった。足を動かさなければ、車に乗ることができないからだ。
 座るとスカートのすそが上がり、ますます際どい状態になる。優菜はすそを引っ張ってスカートをおろそうとしたが、それでは逆に運転手の注意を引いてしまいそうだった。
 足をぴったり閉じていなければ、太ももの付け根の部分が見えてしまう恐れがあった。いや、スカートがタイトなデザインなので、ひざをくっつけていても、そこにどうしても空間ができてしまうのだ。視線をひざの高さまで下げれば、黒っぽいアンダーヘアが見えてしまうに違いなかった。
「お客さん、どこまで行きますか?」
 相手をよく見る余裕はなかったが、タクシーの運転手は若い男性のようだった。優菜より年下かもしれない。きちんと帽子をかぶり、制服を着ている。彼女は恥ずかしさと戦いながら、適当な行き先を告げた。

人妻教師物の短編です。

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by KAORU FUKAMACHI since 1997/06/01