陶磁器

「新石器時代〜戦国時代」

(C)古美術 Art 双川




新石器〜戦国時代の中国陶磁(前8,000年〜前200年)

今日の研究段階において、
日本の土器は約1万2千年前に出現したとされている。
しかし、中国の土器は8,000年前とされているにも関わらず、
その後の中国の陶芸の発展は急速であり、

技術の上では、

1。窯(かま)の出現。 約6,500年前 (酸素の不足する還元えん焼成による灰陶の創始)
2。彩色の出現。 約6,000年前 (アンダーソン土器)
3。ロクロの出現。 約5,000年前 (黒陶研磨土器)
4。灰陶の出現。 約3,500年前 (灰釉陶、原始青磁)

等、世界の技術をリードして発達した。

しかし、技術進歩も青銅器の出現により約2,000年もの期間退潮するが、
漢時代になると、豪族達の厚葬願望による明器の需要が強くなり、
再び陶器の技術革新が創出される。

なお、この時代の日本は縄文土器の時代であった。



c0421
C0421
げんしゅせいじかたみみこつぼ
原始青磁片耳小壺
戦国時代
左側に耳を持ち、右側には戦国時代に流行したS字の文を貼花した、
可愛い小壺である。
日本でこのレベルの釉が掛けられるのは約1,000年の後のことである。
W7.8Cm(No.0061)

a0622
A0622
せんごくかいゆうたい
戦国灰釉敦
戦国〜前漢時代
器形は青銅器を模した物。
蓋を取り逆に置くと足つきの盤となる。
自然釉も、ゴマ状に掛かっている希少品。
H18.0Cm(No.0253)

a0687
A0687
こくとうじょうもんさんぞくれき
黒陶縄文三足鬲
殷時代
青銅の鬲(れき)(豆類を煮る容器)を模した物。
学術的に価値ある作品数量は少ない。
完品は希少価値
W12.5Cm(No.0256)

a0741
A0741
しのぎもんしぜんゆうにじちゅうこ
鎬文自然釉二耳中壺
戦国時代
青銅器時代も終わりに近づき、硬質の陶器が代役を務める様になる頃の作品です。
釉ハゲ有り
W28.0Cm(No.0249)

c0763
C0763
こうとうさんぞくれき
紅陶三足れき
大もん口文化期(だいもんこうぶんかき)
新石器時代4,000〜4,500年前の煮炊き用の器である。
向かって左側の黒い部分は炎の「焦げ」跡ある。
胎土は細かく良質の粘土で作製されていて、5mm程の厚さにて焼かれている。
H13.0Cm(No.0290)

c0788
C0788
こくとうさんぞくれき
黒陶三足れき
大もん口文化期
日本の縄文土器を見るような力強い成形にて作られている。
胎土には日本の信楽焼のように珪石が混じり、
大きい物は器表より飛び出していて日本流の「石はぜ」としての見所となっている。
H16.5Cm(No.0278)

c0823
C0823
かいとうさんぞくれき
灰陶三足れき
大もん口文化期
C0763と同様の作りであるが、取手がなく、器表に灰釉が少し見られる
この事は日本の縄文土器と違い窯(かま)の始源を物語っている。
土器にしては、胎土が薄い。
H13.5Cm(No.0267)

c1459
C1459
こくとうてつきはい
黒陶手付杯
竜山(りゅうざん)文化期
割れ直しあるものの、資料的価値の高い杯である。
器胎は薄く作られていて、表面がきれいに成形されている。
この事実より研究家は人類最初の工具「ロクロ」の始源を
この時期に認めたと報告されている。
約4,500年前の作品である。
H16.0Cm(No.0285)

a1460
A1460
こくとうてつきさんぞくはい
黒陶手付三足盃
龍山文化期
口縁部欠損あるものの、薄作り、フォルム、色彩は最良。
とても4,000年前の作品と思われない希少品。
H15.7Cm(No.0253)

c1461
C1461
こくとうとってつきすいちゅう
黒陶把手付水注
龍山文化期
約4,000年前のフォルムである。
その整形の方法として、
人類最初の道具「ロクロ」がすでにあった事を示唆している。
割れ直しがあるものの貴重品である。
H13.5Cm(No.0289)

c1932
C1932
さいとうこ
彩陶壺
馬家窯文化期
新石器時代黄河流域に発達した文化である。胎土は黄河が運ぶ砂粒の「自然水ひ」
された良土である。焼成温度は1,000℃位まで達し、十分実用性に適している。前2,000
〜2,500年前の作品で、紋様は漁網の具象化とする学者もいる。フォルムは洗練されて
いて、現代にも適応する斬新さである。床飾りに、花生けに良。
H21.0Cm(No.0145)

c2102
C2102
いんもんこうとうつぼ
印文硬陶壺
戦国時代
器表は布目により模様がていねいに刻され、
1,200℃以上の高温で焼かれている。
肩部にS字の飾り(唐草模様の原型といわれる)が貼り付けられ
「永遠」の願いが込められている。
地味な色調は、花の美しさを引き立たせることだろう。
D17.4Cm(No.0065)

c2103
C2103
さいとうこ
彩陶壺
馬家窯(ばかよう)文化時代
黄河流域に発達した文化である。
その独特の紋様は世界中のコレクターを魅了した。
一時コピーが出回ったが、低価の為か影をひそめた。
しかし、鑑定団の中島先生の発言から市場に出なくなった。
W24.0Cm(No.0225)

c2648
C2648
こくとうげん
黒陶げん
西周時代
「げん」とは、蒸し器である。
青銅器時代には、陶器の器形は青銅器を模して作成し、明器として利用した。
青銅器は高価であり、高貴な人しか持てなかった。
この作品は、数も少なく貴重である。
H34.0Cm(No.0398)

c2962
C2962
あんだーそんさいとうそうじこ
アンダーソン彩陶双耳壺
馬下窯文化期
アンダーソンとは、1929年北京原人を発見したスエーデンの学者である。
この地質学者が彩陶を発見した事から、
現在アンダーソン土器と呼ばれている。
4500年前のデザインとは思われない見事さである。
口縁に割れ有り。
H35.6Cm(No.0381)





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