港に帰ってきた船 |
≪ごあいさつ≫ 瀬戸内海播磨灘に浮かぶ家島諸島(人口約9千人弱)は、大小40余りの島々からなっています。その中の一つ坊勢(ぼうぜ)島は漁業の島です。人口3千人程の小さな島ながら、瀬戸内のみならず全国でも屈指の漁獲高を誇り、港は活気あふれています。 |
その坊勢島で漁業を営んでいる宝一丸。宝一丸では、海苔の養殖から製造までを自らの手で責任を持って行っています。 「海苔なんてどれを買っても同じ」なんて思ってませんか?海苔は1つ1つ違います。風味、歯切れ、香り、色、厚さ等皆それぞれに個性を持っています。私達は、本物の味を皆様に知って欲しいと願っています。そして、一人でも多くのお客様にご満足して頂ければ幸いです。 |
大漁旗 |
船に積まれた刈りたての海苔 |
≪海苔ができるまで≫ 寒くなり水温もかなり下がってくる頃、海苔の収獲が始まります。(※収穫までにも種付け等のいろいろな手順があります。) 朝一番に刈ってきた海苔は、船上からポンプで工場の活性タンクに運ばれます。 |
タンクから流れてきた海苔を小さく砕き四角く形を整えます。この時のミンチの具合や厚さによって食感がかなり異なってきます。 皆さんが普段食べている味付け海苔は、元をたどればすべてこのような形(巻き寿司に使う海苔の形。全形といいます。)をしているんですよ。 形成された海苔は、次に乾燥室に入ります。 |
成形されこれから乾燥に入ります |
選別後、束になって出てきた海苔 |
乾燥後は自動選別機を通り、小海老やゴミ等の不純物が含まれてないか、また穴があいていないか等のチェックをうけます。その後、写真のように10枚×10束にまとめられ出てきます。 こうして出来上がった海苔はまた更に、用途にあわせて味付けや切断、袋詰をされて皆さんの食卓に上るのです。 海苔の採れる晩秋から春にかけて、工場はフル稼動です。昔は多くの人手を要しましたが、今は上のように作業のほとんどがオートメーション化されています。 |