2002年11月23日(土)
11月22日(金)、会社帰りに寄った本屋さんでちょっと見た雑誌に「グランドひかりの最終運転が11月23日」との記事を見つけました。
帰宅後、JR西日本のサイトで調べてみると、大阪に着いた後に京都の紅葉を見に行かれると言うすごくいい時間に走り、しかも博多発は定期運転時の最速時間である2時間49分で走るとのこと。
これは行くしかない!と思って、飛行機の予約状況を調べると空席が1席だけだし、目的の新幹線も乗りたい席が取れると言う、「行け!」と言わんばかりの条件が揃ったので、行ってしまったのでした。
前日(22日)、携帯で飛行機の空席を見たときには満席、自宅に帰ってもう一度見てみると、何と1席、しかも特割で空いている!と言うことで、まずは予約。翌朝、井の頭線の初電で羽田空港に向かい、途中、5時20分頃に品川駅でみどりの窓口に行ってみたのですが朝6時から。5時26分発の京急に乗り、5時40分に羽田空港着。地下の案内所で指定席の状況を見てもらったところ、2階建て車両の1階部分の指定席の窓側が空いているとのこと。これが乗りたかった席なので、しっかり購入してそのまま2階の出発ロビーに。前夜に予約した航空券を購入して、福岡に向かったのでした。写真は関門海峡付近です。
福岡空港から博多まで乗った市営地下鉄の車両はJR九州の303系。車内はいかにも「JR九州」してました。
新幹線博多駅の電光表示。左はひかり568号が出発する11番線の表示、右は13・14番線ホームの案内。グランドひかりのさよなら運転の案内が流れてました。
グランドひかり(と言うより100系V編成)は2階建て車両が4両。7・9・10号車の2階がグリーン車、1階が普通車指定席です。
2階建て車両の1階部分の指定席です。2&2シートでゆったりしてます。「グランドひかり」は、やはりこの指定席に乗らないと!
1階部分から外を撮ってみました。
2階のグリーン車は各座席に液晶テレビ付き。1階には、グリーン車向けに放映されている番組を放映するテレビ画面があります。定期運転されていた頃、グリーン車向けの放送はJR西日本区間(新大阪−博多間)に限られ、JR東海区間では放映されなかったと言うような話があったような。(JR東海の車両にテレビ付きの車両がなかったので)
新関門トンネルを入ったあたりで、8号車の売店に買い物に行くと、隣の7号車まで列が出来てました。40分くらい並んで、ようやく買い物が出来ました。写真は8号車1階部分から2階の窓を撮ってみたものです。
グランドひかりは、新大阪−博多間を230km/hの速度を出して走ってました。のぞみが出来るまで、東海道・山陽新幹線では一番早かったひかりでした。当時の最速時分で走ると言うこともあり、最高速度である230km/hの時間がかなり長かったみたいです。この表示は8号車の食堂車にある速度計です。
各車両には、トイレ表示のほか、食堂車の空席状況の表示があります。食堂車は、この日、この列車だけ限定で復活したのですが、予約制だったため食べることが出来ず・・・。当然表示は「満席」です。
売店で買ったのは今日のための特製弁当(平成2〜4年頃に人気の高かった駅弁「味くりげ」を再現した特製弁当を車内で限定発売、とのこと。)。食堂車がダメならせめて弁当でも、と思って買いに行ったのでした。
予定どおり、ひかりとしては最速の2時間49分で博多−新大阪を走り抜けました。
新大阪は20番線に到着、到着したホームの反対側から撮影が出来ました。最後のグランドひかりはV2編成、4両の2階建て車両もしっかり撮ることが出来ました。
回送列車で出発するのを見送り、京都へと向かったのでした。
● 行程データ
02/11/23(Sat) 浜田山441−(井の頭線各停)−456渋谷509−(山手線)−521品川526−(京急AP快特)−540羽田空港 東京(羽田)630−(ANA241便)→810福岡 ※ ANA241便は、ボーディングを離れ、前進しようとしたところで再度ボーディングに引き返す。 原因は、右側のエンジンに不具合が発見されたとのこと。 整備の人が乗ってきたりして、結局約30分遅れで出発。 福岡空港902−(福岡市営地下鉄)−907博多1033−(ひかり568号)−1322新大阪1349−(新快速)−1412京都1438−(山陰本線普通)−1455嵯峨嵐山 嵯峨嵐山1709−(山陰本線臨時普通)−1731京都2133−(のぞみ98号)−2348東京 |