No.183
since I retired
くわさきやま
1728.1m
岐阜県吉城郡神岡町/上宝村

<富山城主・佐々成政の埋蔵金伝説のある山>
2002年4月10日(水) 天候出発時曇り。
登山口:岐阜県吉城郡神岡町から国道471号に入り、双六口から双六川を遡り山吹峠に至る。ここを登山口とする。駐車場はあるが、積雪のため使えず、路上駐車、トイレなし。
メンバ−:単独
※登山道はないので、適当な斜面を選び尾根に向かって登る。
 
 
[行程およびタイム]

登山口−−(2時間40分)−−桑崎山−−(1時間45分)−−
−−登山口

この山は残雪期でないと登山は困難ということを聞いていたので、山吹峠が開通したら、イの一番に登ることにしていました。前日に上宝村役場に電話したら、次の日の朝6時に開通するということで、天気予報はまあまあだし、登山することに決めました。

山吹峠の雪は、もっと沢山積もっていると思っていたが、あまりの少なさにビックリ。しかし、雪が少なくなると登山条件はますます悪くなるわけだから、今シ−ズン登るとしたら今日しかないと、気合いを入れて臨みました。足具はアイゼンとワカンを用意し、ダブルストックで出発。

2.5万図では尾根つたいに登ればいいようだが、最初のうちは等高線間隔が広く、存外くねくね曲がっている。下山のとき迷わないとうにリボンを付けながら登る。雪は解けて積雪は大したことはないが、ヤブはある程度雪に押さえられているので、かき分けるような作業はしなくてもよい。

傾斜の緩いところでは土盛りをしたような細い道が続いているところがある。これは尾根の境界をハッキリさせるための人工のものだろうか。高度を上げるにつれヤブを押さえてくれている雪の有り難みがわかってくる。ヤブの濃いところは迂回して、リボンを付けながら進む。黒いベレ−帽のコガラが群れ鳴いて飛び回っている。

かなり急登りになり、左はスギの植林地、右はネマガリタケの境い目で、雪が無くて地肌が出ていた。気を付けていても、落ち葉に隠れて横たわっている切り倒されたネマガリタケを踏んでしまい、ツルリと滑ることが何回かあった。ここを登り切り、一息ついて上を見上げると、ほとんどの斜面に積雪があり、急登りでもあったので、アイゼンを着用することにした。

大分登ったので見晴らしが良くなってきた。向かいの天蓋山、遠くに白山、御嶽山、乗鞍岳など、次々に現れてうれしくなってくる。惜しいかな空は青くない。ミズナラの多い雑木林は山に生きる動物達の楽園だ。雪で横たわった木の新芽を食べたウサギの糞がちらばっている。カモシカの足跡もあり、下山時には実物にお目にかかった。ダケカンバの多い林を登り切ると頂上の見える緩やかな斜面に出た。あたり一面まっ白な世界で、ちょっとした初級者向きの広いスキ−ゲレンデといった感じの緩斜面が広がっていた。

山吹峠の向こうの天蓋山
心ときめく白い斜面

出発地点でもっと沢山雪が積もっていれば、山スキ−登山にしたのだが・・・、とはいえ良く締まった雪原を、墨絵のような別世界の景色を眺めながら歩くのも悪くはない。細いブナ、ダケカンバの疎林を登り切ると広い頂上に着いた。

周辺の北西方面はカラマツ林とブナ林は広がっていたが、落葉しているので樹間からは大鼠山、北ノ俣岳、黒部五郎岳、槍ヶ岳など遠望できた。東南方面は見晴らしが良く、位置を変えれば笠ケ岳、焼岳、乗鞍岳、御嶽山、白山などが眺望された。ここ数年目標としていたこの山に、最善の準備をして臨んだが、登頂できて本当に良かった。

頂上北側のブナ林

頂上からの槍ヶ岳


帰りは、登りの際に付けたリボンをはずしながら下りました。今回の山は、今までの経験を生かして、特に念入りにリボン付けしたので、迷うことなく安全に下ることが出来ました。


余談・・・私の後から登ってみえた人は飛騨山岳会の方で、いろいろ話をしているうちに、私の兄と同期の人であることがわかりました。山男のシンボル的持ち物であるカモシカの敷皮をぶらさげてみえたが、なかなか似合っていました。先日は隣の大鼠山に登られたそうで、登山コ−スを教えてもらいました。来年の残雪期登山の目標ができました。

佐々成政の隠し財宝については、いまのところ富山県の鍬崎山と岐阜県の桑崎山が埋蔵伝説となって 残っていますが、まだどちらも発掘されていないので 興味津津ですね。

>前ペ−ジに戻るときはプラウザの「戻る」機能をお使い下さい。
検索エンジンでこのペ−ジへ直接入山された方は総合メニュ−をクリックして下さい