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2002年5月28(火) 天候出発時晴れ。
登山口:恵那郡付知町尾ケ平からの林道を利用する。長い林道の上部で、パラグライダ−は左、わがコ−スは右になる。舗装はすぐに切れて、土の林道になる。悪路の所もあるので、ゆっくりゆっくり運転し、ブナの大木が林立する三叉路についた(写真)。ここに登山口があった。駐車は道路脇に数台可。トイレ無し。
メンバ−:単独
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[行程およびタイム]
登山口−−(45分)−−展望所−−(15分) −−雨乞棚山−−(40分)−−登山口
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登山口から少しの間は大きなブナの木が林立していましたが、あとはヒノキ林の中の登山道になりました。さすが木どころの裏木曽だけあって よく手入れされています。足元にはチゴユリ、ユキザサ、ニシキゴロモなど咲いていました。上部に近づくと陽差しがミズナラを輝かせ、あたり一面明るい緑の世界です。主尾根に出たとたん白山や御嶽山が目に飛び込んできました。御嶽山はまだ雪をかぶっています。飛騨側からだとほぼ全容がつかめますが、こちらからだと剣ケ峰と継母岳しか見えませんね。
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| ブナの大木 | 尾根からの御嶽山 |
ここから頂上までは なだらかな雑木が多い尾根ですが、見晴らしは良くありません。木陰も多いのでギンリョウソウが生えていました。登山道の右側には かなり古いシカフェンスがありました。
頂上はあまり広くなくフェンスで南北に分断されており、北側に三等三角点がありました。雨乞棚のいわれを頂上に期待していたのですが、その形跡はありませんでした。眺望は南側は切り開かれていて恵那山方面がよく見えました。北側は立木の葉が繁り、御嶽山は頭がちょっと見えるだけでした。
東側に下りの踏み跡があるので、北側の展望があるかもしれないと 身支度をして下ろうとした そのとき15〜20mくらい前方にクマがいたのです。彼は私の姿を見てか 鈴の音を聞いてかわかりませんが 向きを変え、凄いスピ−ドでバサバサと重量感のある大きな足音をたて逃げていきました。お尻はモッコリで真っ黒、足は太く、向かってこられたら大変だなあと思いました。また、小熊を連れた母熊だったら、逃げないで私を攻撃してきたかもしれません。頂上で南の景色をゆっくり楽しもうと思っていましたが、クマがこのあたりに棲息していることがわかったので、早々に引き上げることにしました。
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| 三角点 | 頂上からの恵那山 |
帰りは登りと同じコ−スを下りました。
余談・・・クマとは睨み合いをしたわけではありません。実際、クマに気がついたのは、クマがお尻を向けて大きな音をたてて逃げていく姿を見たときです。彼は私の登ってきた登山道の 山向こうから頂上の方に上がってきたのですから、私が御嶽山の展望地を探しに クマの方向に下ろうとするのが10秒あとだったら、クマはもっと私に近づいて来ていて 至近距離でビックリお見合いになったかもしれません。
それではどうしてクマは頂上に私がいることに気がつかないで上がって来たのでしょう。
それは私が頂上で休憩中、音をたてないで静かにしていたからだと思います。私が山頂に着くまでは、鈴を鳴らし、ホイッスルも時々吹き、ヤッホ−の声も出して自分の存在を示しながら登りました。しかし、これらは山頂の向こうにいたクマには聞こえなかったかもしれないし、クマが風上にいて、音の効果が薄かったかもしれません。したがって 何事もなく 頂上に着いたからといって安心できるものではなく、引き続き自分の存在を示すために 何らかのクマ対策をすべきだったのです。
それでは 休憩中はどうしておればいいのか。 いろいろ考えてみましたが、鈴、ホイッスルは休憩中はえらいので、具体的には、腰を下ろす前に あちらこちら向かって大声で「ヤッホ−」と叫んだあと、休憩時間にもよりますが ヨ−デルのテ−プでも聴くのはいいのではと思っています。
また、クマは嗅覚がすごいから、頂上に着いたら必ず小キジを撃つことにしているという方もみえるようです。そうゆう意味からすれば、足の疲れを癒すスプレ−なんかも 存在を示すのにいいかもしれませんね。音を出すのに 手たたき をやることにしているとのメ−ルもいただいています。
一般に、5〜6月の交尾期にかけては 日頃おとなしいクマも気が荒くなり 活動は一段と活発になり 人身被害が懸念されるということですから 皆さん気を付けましょう。
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