No.94
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ふなやま/1479.5m/岐阜県大野郡久々野町

[船山]

  船山位山川上岳の3つを「位山三山」と言います。

船山はスキ−場、山頂アンテナで有名ですが、西の方角の位山峠からの登山は予想以上に素晴らしく、次々に現れるブナの大木に酔いしれました。 帰り道では可愛い瓜坊主にも出会いました。 

[行程]
位山峠(7:40)−−(光と風の道ル−ト)−−船山(10:25〜11:35)
−−(瀬音ル−ト)−−位山峠(1:15)
2000年6月4日(日) 天候出発時快晴。
登山口:国道41号を北上。JR上呂駅前の交差点で左折し、飛騨川にかかっている浅水大橋を渡りすぐ右折し、県道「萩原町−宮村線」を15分ほど北上すると位山峠に到着する。5台ほど駐車可/トイレはあるが途中で済ませておいた方がよい。
メンバ−:単独



峠にある郷土の歌人/田中大秀の石碑
P発7:40。石碑には「位山おのが春しる鶯や高きにうつる初音なるらむ/大秀」とある。ウグイスが盛んに鳴いていたので、いい時期に来たなと思った。この峠は由緒ある峠なので休憩所も造られ、昔の官道だった頃の石畳が復元され、峠名が彫られた昔の石碑などもあった。立て看板もこの地方の歴史がわかって非常に参考になった。/
登山口の看板には、いきなり「熊出没注意!平成11年6月10日、この付近で「クマ」が見かけられました。入山される方は十分注意して下さい。萩原町役場」とある。クマについては、北海道100山をやった人のHPで「鈴のお陰でクマには一度も遭遇しなかった」 と書いてあるのを見たことがあるので、それ以来、私はクマ、イノシシなどの動物が予感されるようなところでは、いつも鈴を鳴らしながら登っている。そのせいもあってか、まだ危険な目に会ってない。

 
見事なブナ大木のオンパレ−ド
「光と風の道」と名付けられた遊歩登山道に入る。この道は岐阜大学の演習林の中にあるのでよく整備されている。見上げると、初夏の陽差しで木の葉はみどりのステンドグラスのようだ。逆光にキラキラと光ってとてもきれいだ。しばらく登ると、うっすらと汗ばんでくる。樹間を通り抜ける緑の風がひんやりとあたる、なかなかいい。/ 恵那山に登ったとき、さすが国有林、と木の太さにビックリさせられたものだが、この船山でもブナ、ヒノキ、サワラ、ミズナラ、ダケカンバなど、続々現れる大木に感動しっぱなしであった。 アップダウンを何回か繰り返し、階段の上り下りもあったが、見事な大木を見ながらなので全然苦にならなかった。ここまで来る途中に展望台のような建物が二つあり上ってみたが、眺望は全く得られなかった。これは演習林ならではの建物で、樹木観察棟であることが後からわかり納得した。

中腹の休憩所
休憩所着。9:55。アララギ湖への分岐を過ぎ急な階段を登り切ると大きな休憩所があり、あと910mで頂上と看板に書いてあった。行先を見るとなだらかな道が続いているので休憩なしで通過した。ここからの道は自動車が通れるような幅があり採石が敷いてあった。しばらくすると巨大アンテナが見え始め、あたりの景色は人工色が強くなってきた。それにしても広大な山頂だ。小さな団地でも造れそうな広さである。どこが頂上か探しながら歩くうちに船山神社に到着した。

船山神社
船山神社に到着10:25。お参りを済ませた後、頂上標示を探すがどこにもない。あきらめて戻る途中、建物フェンスと道路の間の狭い草むらに石柱を発見、これが二等三角点であった。このような不遇な扱いを受けてはいじけるのもうなずける。石柱の標示は見えないように背を向けていた。このような三角点の扱いをする山頂開発関係者に反省を求めたい。/
休憩は広大な山頂なのでどこでもできるが、まず展望台に上ってからということにした。

<観光花木園の展望台からの眺望>

観光花木園に併設されている展望台は山頂では一番見晴らしがいいようなので上ってみた。川上岳、位山、白山、御嶽山ははっきりと眺められ大いに満足した。しかし、北アルプスは見えることは見えるが、アンテナ群に遮られて写真にはならなかった。
御嶽山
加賀の白山



下山11:35。
アララギ分岐着12:20。細い谷沿いの瀬音ル−トで下山。 途中の斜面でガサゴソ大きな音がしたが、音のわりには小さい動物数匹がピョンピョンはね回って道に出てきた。よく見ると瓜坊主であった。先ほどの大きな音は親イノシシであろう、近くに潜んでいるにちがいない。私は一瞬立ち止まり、親イノシシを怒らせないよう、瓜坊主が山の斜面側に立ち去るのを待ってゆっくりと下った。
県道着1:00。 駐車位置着1:15。  
所要時間合計5時間35分
登り2時間45分 下り1時間40分 休憩1時間10分



余談1・・イノシシは西濃の池田山で登山道を走って横切るのを見かけたが、今回の瓜坊主は初めてである。ベルは3個付けて鳴らしながら歩いていたので、 親イノシシは瓜坊主達に「出たらあかんよ」と注意していたにちがいないが、腕白盛りの坊主たちは自分を押さえきれなかったのでしょう。私が下手に動き、親イノシシが瓜坊主に危険を察知したら、突進してくることも考えられるので、 その場で静かに状況を見守っていたのは良かったと思う。
瓜坊主は小さくて、可愛らしく、動きは驚くほど素早いですね。今日はいいものを見ました。

余談2・・この船山の「光と風の道」登山道は眺望は望めませんが、近郊では、ブナなどの大木を身近に見ることのできる穴場だと思います。岐阜大学の演習林だから、今後もこれらの大木を大切に保護してもらえるだろうと安心しています。



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