No.182
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おわりふじ
276m
愛知県犬山市

※尾張三山の各山には内部リンクしてあります※
尾張三山
尾張富士
本宮山
白  山

「石上げ祭り」の険しい登山道


2002年4月5日(金) 天候出発時晴れ。
登山口:犬山市の旧41号の羽黒交差点から東へ直進し、長者町団地を突き抜け、鳥居(左の写真)をくぐると、すぐ右側に大宮浅間神社があります。境内に入って真っ直ぐ進むと、大駐車場とトイレがあります。
メンバ−:妻と私
※羽黒からの道は、左の写真の鳥居をくぐり、道なりに進むと明治村に至ります。
 
 
[行程およびタイム]

登山口−−(40分)−−尾張富士−−(40分)−−
−−登山口

尾張富士は春日井市の弥勒山から奥美濃方面を眺めると真っ先に目に付く山で、いつか登ってみたいと思っていましたが、今回は妻と一緒に登ることができました。尾張富士は「石上げ祭り」で有名ですが、麓の大宮浅間神社は神主さん常駐の予想以上に立派な神社でした。

境内から山の方を見上げると、右側に普通の山道がありましたが、左側の赤茶けたゴツゴツ岩の斜面には石碑が沢山立ててあり、こちらが石上げ祭りの本コ−スの感じでした。足がかりの良い赤い岩肌を登るにつれ、石碑に刻んである碑文に目がとまりました。普通の献石の碑の他に、還暦祝いのグル−プ、プロスポ−ツやオリンピックの選手の座右の銘など、多分野の人たちの献石があり、興味深い碑文が沢山ありました。

浅間神社からの登山口
桜満開の中宮

登山口から中宮までの250mは、両脇の碑文を読みながら、あっという間に登ってしまいましたが、ふりかえると濃尾平野の西北部がパノラマ状に広がっており、奥美濃の白い山並みが輝いて見えました。きょうは夕刻、岐阜市の芥見の山林から火事が出て、隣の各務ヶ原の山林まで燃え広がるという大火事がありましたが、多分ここからは、その状況がよく見えたことでしょう。翌朝の新聞には「強風、乾燥530ヘクタ−ル焼く」と載っていました。
登山道からの眺望

中宮から右にはやさしい林道への道がありましたが、あえて険しい直登450mのコ−スを選びました。登りやすい岩の足がかりを探して登るのも、又楽しい作業ですね。このような荒々しい登山道を、人工的に階段を作ったりしないで、自然のままに残してあるのは、山岳信仰の名残かもしれませんね。しかし、頂上に近くなると石の階段になり奥宮に到着しました。

奥宮は山頂にしては大きく、しっとりとした境内もありました。昔から隣の本宮山に高さで負けないように、石上げが行われていたにしては、盛り上がった山のような石積みは見あたらず、境内の中央に1mくらいの祈願の小石の石積みがあっただけでした。しかし、奥宮のまわりには大石が沢山ありましたから、それらは石上げ祭りの際、運び上げられたものかもしれません。また、途中にあった石碑なんかも、祭りの時に、大勢の人たちによって運びあげられたものなんでしょう。

奥宮をぐるりと一周すると、御嶽山や中央アルプス、恵那山などが遠望され、眼下には明治村の一部と入鹿池が見えました。雨水利用のタンクもありましたが、屋根からの集水の方法がコンパクトにうまくまとめられていて参考になりました。

頂上からの入鹿池
頂上にある奥宮


帰りは、南側にある石段を下り、林道に出て出発点に戻りました。途中の道路脇には句碑が沢山あり、足を止めて俳句を楽しみました。


余談・・・下り道で、滑りやすい登山道の石ころを除けている初老の人がいた。「ボランテイアですか?」と訊ねたら、「いや、石ころで転ぶといけないから、除けているんや」と返事された。この山ははじめて登られるとのことであったが、いい山登りをされる人だなと感心した。話のついでに、鵜沼に見晴らしの良い山があることを教えてもらった。近いうちに登ってみようと思う。


近郊の山メニュ−へ