湘南といえば、誰もが「海」「夏」をイメージしますよね。もう、シーズン間近！
そんな明るく健康的なイメージのここ“Ｆ”市にも、実は‥ちょっと違った趣の
ディープなゾーン（？）が存在したのです‥！

ＪＲ“Ｆ”駅を中心にして海側にあたる南口は、デパートなどの繁華街、
そして海へと向かう“Ｏ”線や“Ｅ”電の駅があり、大変賑やか。
今や“Ｆ”市の中心街といえば、こちら側といって良いでしょう。
そんな南口に対し、同様にデパートや映画館はあるものの、どこか垢抜けず、
地味な印象を拭いきれない北口‥実はこちらの方が、昔は栄えていたのです。

その昔、宿場町そして“Ｙ”寺の門前町として栄えていた頃の名残りか、
ちょっと横道に入ると、なんとも鄙びた、そしてノスタルジックな風景が広がるのです‥‥！
錆び付いたトタン作りの飲み屋街、袋小路突き当たりには土蔵造りの質屋、
入り口がわかりにくい怪し気な？連れ込み宿‥‥
壊れた井戸なども点在しています。
路地や私道が多いせいか、砂利道、そして現役の木の電柱があちらこちらに‥‥！
周りには今風の風俗店なども混在し、少々猥雑な地域なんだけれど、
駅からわずか徒歩５分圏内に、そこだけ時間が止まったような、
不思議な空間がまだ存在していたのです。

明るい日中に見つけたので、かえって寂れた印象が強かったのかもしれません。
夜は今でも賑やかなのかもしれませんね。“夜の顔”も見てみたい気がしますが‥‥
でも、さすがに夜、女性一人で歩くには、ちょっとキケンなゾーン‥‥？
何故って、野良猫を追いかけて路地に迷いこみ、ふと目にとまった看板を見ると、
そこには「○○一家」「○○会」の看板が‥‥;;
もしかしたら、夜は男の人でも勇気のいるゾーンなのかもしれません‥？？

[2001年6月17日 17時49分17秒]