第33回テーマ館「天使」


禁断の詞 唯我晶 [2000/06/28 21:13:26]


ある日、言葉遊びをしていた時のこと。

「天使」って何であーいう羽根が生えた人のことしか想像できないのかな。
あれじゃ、鳥人って言っても変じゃないし、寧ろその方がしっくり来ると思わないか?
天の使いで天使なら、海からの使いがいたら海使(カイシ)とでも名付けるのだろうか。
全く物笑いのタネだね、そう思わないか?
そんなことを考える私の方がよっぽど危ないって?!

・・・うん、確かにヤバイかも知れないよ。
私は、そこでひとしきりカラカラと笑って我に返ろうとした。
返ろうとして返ることが出来る場合ばかりではない。
今回は、最悪だったかも知れないな。
禁断の台詞が口をついて出てしまったから・・・天使のアナグラムもどき。

「TE・N・SHI」を少しだけ崩すと出来上がる、簡単にして恐ろしい詞。

「SHINE」英語読みなら良かったんだけどね。
私はこれをローマ字読みで、自分の口から最悪の言霊を誕生させてしまった。
まぁ、あながち間違いでもないんだと思うんだけどね。
人は死んだら天に昇る、その時の使いが天使な訳でしょう?!
だったら、天使はいつも人の死を見張っていると言えなくもないのだから。

私が発した禁断の詞は、もしかしたら最も天使らしい天使の姿を表しているかも知れないよ。