「某王国姫君失踪事件の件」　　　by 　芽離


      　捜査隊が調査した失踪事件に関わる情報を公開する。
      　姫の消息について情報を待つ。
       　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　捜査隊
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      block01　失踪者
      　失踪者　　ある王国のお姫様
      　外的特徴　容姿は美しい、体が弱い（外で遊べない）、
      　　　　　　タップダンスが上手（兄君と練習していた）。
      　内的特徴　心美しい、淋しがりや。
      　特記事項　心臓に持病あり。疲れると胸に痛みを感じる。
      　　　　　　特別な薬（母君の特別調合）が必要。
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      block02　失踪に関わると思われる重要人物等
      　人物等１　　カメ（毎日、姫が一緒に遊んでいたペット）
      　経緯　　　　王様が魔法使いから特別に譲り受けたもの。
      　　　　　　　必ず１日１つカメにやさしい言葉をかけることを条件としていた。
      　特徴　　　　約束を守ると夢の中でいろんな場所に旅をさせてくれる。
      　特記事項　　他にも特別の力があるのか調査中。姫に親切であった。

      　人物等２　　魔法使い
      　経緯　　　　カメを譲ってくれた人物。
      　特徴　　　　山奥に住んでいる魔法使いのおばあさん。
      　特記事項　　「山奥に住んでいる意地悪な鬼」と噂される魔女と同一人物であるか調査中。

      　人物等３　　まっかなトカゲのだんな
      　経緯　　　　オウムに餌を与えなかったため、魔女を怒らせ赤色にされた。
      　特徴　　　　体の色が真っ赤なので嫌われ者。
      　特記事項　　「ぴょんぴょこ、ぴょんぴょこ･･･」と歌うのが好き。
      　　　　　　　ダンスについては何も知らない。

      　人物等４　　大きなタヌキの行商人
      　特徴　　　　よく絨毯の上で地図を販売している。
      　　　　　　　虫食いだらけの地図、半分破れている地図しかない。
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      block03　姫の部屋での出来事
      　＜メイドの証言＞
      　　姫　：（カメに語りかけるように）「寂しいから一緒に遊べる子供が欲しい」
      　　カメ：（カメは魔法使いに姿を変え）「遊び相手を探しに本当の旅へ出るがよい」
      　　　　　（その後、姫を遠い所へ飛ばした。）
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      block04　お城からとても遠い森の中
      　＜物知りキツツキの証言＞
      　　姫とまっかなトカゲのだんなは、ここで仲良くお弁当を食べながら話をしていた。
      　　「本当の友達を探すための旅」をすると言っていた。

      　＜捜査隊の現地調査＞
      　　葉でできた弁当の包みを発見した。証言を裏付ける証拠品として押収した。　　
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      block05　深い森の中にある宿場町
      　＜商売をしていた見たこともないような動物の証言＞
      　　娘と真っ赤なトカゲが、大きなタヌキの行商人の店で地図を見ていた。
      　　娘が金色に輝いているといって、虫食いだらけの地図を欲しがっていた。
      　　真っ赤なトカゲも、絶対に必要なものだとなんとなく感じていたようだった。

      　＜自警団をしている見たこともないような動物の証言＞
      　　娘と真っ赤なトカゲは、地図を買うにもお金がなかったようだった。
      　　大きなタヌキの行商人は、大きな商売があるらしく、そこで娘が踊り子をする約束で、
      　　地図を娘に渡していた。
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      block06　町はずれ小高い丘にあるお城
      　＜特長＞
      　・立派な城で、遠い国でも評判になっているほどの造りである。
      　・この城は、豊かなこの国の象徴になっている。
      　・この国の王様、お后様はとても立派な方である。
      　・block05の町もここの王様の領地である。

      　＜入城者名簿の記録＞
      　　番号　　　入城者　　　　　　　　目的　　　　　　同伴者
      　　3267　大きなタヌキの行商人　　大きな商売　　踊り子、付き人計２名
      　　
      　＜召使いの証言＞
      　　その踊り子は、廊下でとても華麗なタップダンスを踊っていた。

      　＜踊り子１の証言＞
      　　支度が整ったその踊り子は、誰よりも輝いていた。みんな見とれていた。

      　＜踊り子２の証言＞
      　　その踊り子は、控え室内で胸に痛みを覚えしゃがみ込んでいた。
      　　真っ赤なトカゲは、胸が痛いのは緊張のためだと言っていた。
      　　その踊り子の病弱についても、きっと運動不足のせいだと言っていた。
      　　その踊り子自身も、胸のどきどきは病気でなく緊張のためだと知り元気になった。
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      block07　最後の消息確認について
      　　「さぁ、出番よ。みんな、がんばりましょう！」
      　　　　　と城内の控え室を出たところで、消息が途絶えている。(98.10.29)
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      　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　    　以　上

                                                                      
(投稿日：12月07日(月)03時39分27秒)