愚鈍な眠り 投稿者:ゆびきゅ 投稿日:09月06日(月)02時28分10秒 錬金術の夢を覆う異端の偶像のように磨かれた大理石の墓石を横切る秘密を口いっぱいに頬張った 鏡像は苦痛の時刻の喉を鳴らした断末魔の音色を恋の熱情に満ちた溜息のような微風にさらされて おのれの腐れ肉のすみずみに突き刺さる魅惑の名の短剣を陰鬱な戯画として異国の物語として脳髄 に流れ込む快楽の流れを泳ぎ切る。