「諦めと潮時」 by はなぶさ
外は明るいのに、僕の部屋は暗い。テレビもラジオもない部屋で
僕はただ画用紙を前にじっとしているだけ。画用紙に何かを書こ
うとするけれど、何も書くことがない。
あんなに好きな久美も今は何も感じない。何かを食べたいとも思
わない。何もしたくない。
そのうち外まで暗くなって、真っ暗な部屋に一人で漂う。会社の
上司からは出勤しろとうるさい。もうあんな会社に行く気なんか
ないのに。
すべての価値が崩壊した僕の住む地球に、何を求めても、それ
は、もう、何の手応えを感じることなんかできやしない。今な
ら、核弾頭を打ち込まれても、滅亡しても、どうなっても、い
いんだろう。そう、今がその時なのかも知れない。
(投稿日:04月19日(日)01時35分11秒)