『テーマ館』 第13回テーマ「もしも・・・」
「Power of "if"」 by すぎ
もしも僕が、人間に生まれていなかったら、どうだろう?
う〜ん、・・・鳥。そうだ、鳥がいいな。
もしも僕が鳥だったら、どんなに素晴らしいだろう。
自分の翼だけで、自由に空を飛ぶことができる、鳥だったら。
『どういう、ことです?』
「・・・・・・」
いや、待てよ。もうちょっと現実味のあることを、考えてみよう。
人間に生まれるのはいいとして、もしも、1年遅く生まれていたら。
僕の一人旅も、1年遅かったはず。
今とは違ったものが、いろいろと見られたんだろうなぁ。
「正直言って、実に深刻な状況です」
もうちょっと現実に近づけよう。
その一人旅で、もしも、1本後の飛行機に乗っていたら。
「・・・植物状態です」
『・・・!?そんな・・・』
なんか、考えるのも面倒になってきちゃった。
面倒?違うよ。考える力が、ちょっと衰えただけ。
運悪く、事故機に乗り合わせてしまった僕。
パラシュートを使って、抜け出すことができなかった。
もしも、その飛行機に乗っていなかったら。
もしも、それから自由に抜け出すことができたなら。
でも僕は、後悔していない。何とも思わない。
なんとも思えない。どうしようもない。
あきらめることなんてしない。あきらめられない。
この生命維持装置は、希望と絶望の両方。
そう、「もしも」は必ず、力になる。希望と絶望の両方の。
<11月25日(火)21時40分46秒>