「使われることのなかった伏線が、本当はあったんだよ。」 すぎ よくさ、超能力とか、魔法とかにあこがれたことって、ない? 僕はねぇ、よくあるんだよ。 かっこいいよね、なんかさ。悪いやつらを、不思議な力でやっつけていくんだ。 みんなから、すごい!って言われて、僕は、英雄になるんだ。 そうそう、それからね。 ゲームに出て来るキャラクターに、記憶がない人って、いるでしょ。 あれも、なかなかいいと思うんだ。 最初は何も知らないんだけど、ゲームが先に進むにつれて、 すっごい重要なことを思い出していくとか。 絶対、かっこいいって。 一度は、そんなキャラクターになりきってみたいなぁ、なんて・・・。 ・・・ところで、ここはどこなんだろう。 「おい」後ろから、男の人の声。 「え?」 ・・・?だれだろう、この人は・・・? ・・・薄暗い袋小路。 ナイフを手にした男と、壁を背にしたかぼそい少年。 少年の腕も頬も切れ、出血している。 男は無表情なままナイフを振り上げた。・・・ <12月17日(水)17時46分25秒>