『テーマ館』 第13回テーマ「もしも・・・」



 「使われることのなかった伏線が、本当はあったんだよ。」 すぎ


 よくさ、超能力とか、魔法とかにあこがれたことって、ない?
 僕はねぇ、よくあるんだよ。
 かっこいいよね、なんかさ。悪いやつらを、不思議な力でやっつけていくんだ。
 みんなから、すごい!って言われて、僕は、英雄になるんだ。

 そうそう、それからね。
 ゲームに出て来るキャラクターに、記憶がない人って、いるでしょ。
 あれも、なかなかいいと思うんだ。
 最初は何も知らないんだけど、ゲームが先に進むにつれて、
すっごい重要なことを思い出していくとか。
 絶対、かっこいいって。

 一度は、そんなキャラクターになりきってみたいなぁ、なんて・・・。
 ・・・ところで、ここはどこなんだろう。

「おい」後ろから、男の人の声。
「え?」
 ・・・?だれだろう、この人は・・・?

 ・・・薄暗い袋小路。
 ナイフを手にした男と、壁を背にしたかぼそい少年。
 少年の腕も頬も切れ、出血している。
 男は無表情なままナイフを振り上げた。・・・

<12月17日(水)17時46分25秒>