第87回テーマ館「携帯」



徒然なるまま はなぶさ [2014/07/01 00:47:05]


6月30日。30日。

春から夏へ移り変わる、暑いような涼しいような季節にいるときに感じませんか。

空気は全然澄んでいないのに、電波は圏内という感じ。

息が詰まりそうな空気を吸って、生きているという妙な実感。

手すりに当たった部分だけが早春で、残りは蒸し蒸しした感じ。

わからないなかあ。

電波。電波。電波。そう電波。

電波は見えないけれど、皮膚や耳の奥で感じられるのが現代人。
圧迫感が後ろから前へ抜けたときに、携帯は鳴り始める
シンクロな感じを味わうのが、現代人。

現代人、現代。人、ひと。

不思議なものが信じられないから、電波をたくさん飛ばして
携帯で受けて、飛ばして受けて。自分の頭の上に広がる虚空を
何かで満たして、感受性の変わりに携帯で受けて。

電波の存在は信じられるから。携帯は存在するから。
かさかさな、からっからな心を電波で満たしてみたい。
きっとそんなの。

ちがうかなあ。

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