第81回テーマ館「マスター」



サイエンスカフェ はなぶさ [2011/07/24 02:08:38]



ほとんどの種が絶滅したという大量絶滅という出来事が、
実は何回も行っているのに、現在の生物は多種多様のものが
存在しているのはどうしてでしょう?

 私の行き着けの喫茶店は、時々サイエンスカフェに変身して
 時々私も参加をするイベントが行われる。そこでマスターと
 呼ばれる髭の男性が、色々な質問を参加者にするのだ。

世界各地に残っておる神話に、何度も人が滅んで何度も新しい
人々が現れるというのを知っていますか?
ドロから出来た人間は滅び、トウモロコシから出来た人間が
今の人間というから、思い起こすことはありますか?
神話に歴史の欠片を見つけるためのワークショップを
行うもの面白いと思いませんか?

 いつものマスターは、もっと物質の話や、空間の話あるいは
 ブラックホールの膠着円盤等の話をするのだが、今日の話は
 次第に不思議な領域へ突入していった。

あまりに賢くなり、遠くを見通せるようになった人間の
目をフッと息を吹きかけて、眼を曇らせてしまったことは
知っていますか?

 その話はどこかで聞いたことがある。人は神を手本に作った
 らしいということも、世界各地に伝わる話のような気がする。

そのせいで人間は近視眼しかもてなくなり、神に通じる本領を
発揮することができないで現在に至っている伝承は何を
伝えようとしていると思いますか?

 きっと、今の人間にも大量絶滅の危機が迫っているような
 気がする。単一の種が反映した後に、必ず大量絶滅があり
 種の一部の生き残るべき、いや生き延びた種が次の新しい
 世界の中心になっていくのだと思える。

人の中にある、大量絶滅の記憶はいったい何のためにあるのか
もう一度考えてください。

 何だかマスターにしてやられた。今日はボゾンの話が聞けるのか
 と思って期待していたのに、つい人の行く末を考えてしまった。
 必要なことかもしれないが、いつもは面倒と考えて避けてきた
 ものだ。

現実はゲームと違ってリセットできず、進むしか無い。
すぐに元に戻したくなる弱い人間は、まず進むことの大切さを学ぶ
そこから始めましょう。

 まあ、ありきたりな感じなのだが、今の私にはマスターの気持ち
 が良くわかる。人のミスを批判するだけの風潮に嫌気が差して
 いるのだろう。

では、入会される方はこの申し込み用紙に・・・

 やれやれ、やっぱりか。


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