『テーマ館』 第20回テーマ「勘違い」
「他者の文章の展開シリ−ズ、其の2・・思い込みと勘違い?
(魔族の視点の補足、もしくは展開) 」 by ソレイユ
魔力無き、我ら人間が果たして強大な力を操る魔族を挑発し、進んで敵に回すだろうか?
天敵同士で有るのならば、或いはそういう事も有るのかもしれない・・・
しかし、そこに明らかな力の差が有って、猶挑発をするのだろうか?
魔族の視点(ひとみ)に挑発と映った存在(もの)とは?
人の視点(ひとみ)に殺伐と映った存在(もの)とは?
光に住む人、闇に漂う魔族
数による支配、力による支配
天を仰ぎ見る者、冥に俯き遮る者・・・・
あらゆる意味で対極に在る、人と魔族・・・
もし、そこに勘違いが有るのだとしたら、どちらかが間違えたのでは無く、
どちらもが間違えたのだ・・嫌、言い直そう。
相手に好意を求める、種族による方法の違い、文化の違い。
そう言った種の違いによる行動の全てが互いに挑発と映ったのだろう・・・
それは相手を理解しきれなかった、信じきれなかった・・・
悲しき勘違いなのかもしれない。
魔族が悪い訳では無いのかもしれない・・・
しかし、人類が悪い訳でも無いのだ。
争いは思い込みと勘違いから生まれる・・・・
その争いの中では、全てが正しいのか、全てが間違っているのだろう。
二つ以上の存在から生じる、二つ以上の価値観・・・
それを勘違いと呼ぶのだろう。
(投稿日:06月28日(日)00時33分47秒)