Ｉ　ＬＯＶＥ　ジャッキー！　投稿者：とむ 　投稿日：12月11日(土)01時43分30秒

      
      「ねぇねぇ、見た見た？！」
      「何よぉ〜、そんな興奮しちゃってさ」
      「映画よ、え・い・が！」
      「何の？」
      「んもぉ〜、映画っていったらジャッキーの映画しかないじゃなぁい」
      「ああ、そりゃちみの場合はそうだろうよ」
      「でね、でね、今回もすんごいのよぉ〜。ばしっ、しゅぱっ、ずっ、どはっと」
      「やめてよぉ、こんなところで拳を出すのはさぁ。人に当たるよ」
      「そんでもってね、ケリがこう、しゅっ、はっ、とりゃ、ざっと…あ…」
      「ほらほら、言わんこっちゃない。…すみませーん、このこちょっとあれなもんで」
      「あれって何よー、失礼ね」
      「いいから、ちみも謝んなよ」
      （ぺこり）（ぺこり）
      「でもさぁ、どうしてジャッキーって死なないんだろうね」
      「ひー！私のジャッキーが死ぬはずないわよぉ」
      「いやいや、だってさぁ、今回も建物の屋上から身体をくるくる回転させて落ちたりさぁ」
      「あれ？見てたのね」
      「うん、一応ね。でさ、高層ビルから駆け降りてきちゃうし」
      「そう、あれが見せ場よね」
      「絶対あの人フツウの人じゃァないね」
      「そんなことないわよぉ。最後のＮＧ集見るとたーくさん失敗してるじゃん」
      「ああ、そういやそうだね」
      「あーでも私にとってジャッキーはフツウの存在じゃないわ」
      「異常なの？」
      「んまぁー！またしても失礼千万。許せないわ！」
      「まぁ、落ち着いて。ところで映画のタイトルなんだっけ？」
      「Ｗｈｏ　ａｍ　Ｉ？」
      「そう、それだ」
      「もう心から惚れなおしちゃったわん」
      「そうですか」
      「ええ…あ、もうファイトクラブが始まるわ！」
      「？」
      「私のブラピに逢いに行かなきゃ」
      「…はいはい」