『テーマ館』 第14回テーマ「星に願いを/新年」



 骸    by はなぶさ


      飢えた小猫を太陽は悲しく射した。
      日が沈み遠くの星が小猫の亡骸を優しく見ている。

      近くの星がこの子を殺し、遠い星が見守っている。
      近くの星を我々の大地が一周するのが一年なら、
      新年を祝う気になんかなれない。

      でも、遠くで見守るあの星も、同じ罪を背負いながら
      生命の糧となっている。
      生命を支え、そして生命を奪う。
      罪を感じ、喜びを感じ。

      狭い心に新年を祝う気持ちを与えてください。

      せめて、この瞬間だけでも。

(12月29日(月)03時57分10秒)