第56回テーマ館「星」



空が落ちる≠烽ニいガラスの破片 是雪 [2005/03/24 16:23:58]


今日は星がきれいだな。
などと思いながらわたしは、空を見上げている。
ふ、と周りを見渡すと、私と同じように空を見上げている。
当たり前よね・・・こんなにきれいなんだもの。
誰かが「流れ星だ!」と叫んだ。
再び、空に目を戻すと空いっぱいの星がこちら側に向かってきている。
きれい・・・
思わず口に出したその瞬間
小さな痛みとともに私の目の前は真っ暗になっていた。
・・・・・。
いったいなにがあったの?

「あ〜あ、落としちゃった。お父さんに怒られちゃうよ。」
「お前が押すからだろ!…それよりどうするんだよ。全部落ちたみたいだぞ」
「あのガラスの破片、気に入ってたんだけどなあ」

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