『テーマ館』 第22回テーマ「振り向けば」



 「こんなに」   by らいくん


      もし、だれかが自分を怒ることがあるとして、
      それは無意味なおせっかいと、虚空に見え隠れする「だれか」の心の象徴。
      失敗し、恥ずかしんだ。ある時にふと思う風から聞こえる嫌な感情。
      なぜか、そこには形があって、でもなくて…。
      障壁を乗り越えようとして、重力の恐怖と同じ「それ」にしがみつく。
      無意識の感情。常に自分の考えではないこと。
      そこに、何かが存在していたのを感じ、嫌な気持ちになる事だけの日々か?
      記憶の狭間に挟まってる、毒々しい腐った光。
      「振りむけば……」
      必ずそこに存在する。今見てる文。そこに実在する切欠のスイッチ。
      数限りなく生きる人達の大切なもの。でもないもの。生活と日常茶飯事。
      「振り向けば……」
      きっと、気づく。


(投稿日:10月19日(月)04時33分14秒)