『国語教科書の思想』

石原千秋 著 『 国語教科書の思想 』 ちくま新書 563 / 筑摩書房 2005/10/10

2020/01/19〜  

おもしろい本を読みました。下記の惹句にひかれて買ったのですが、長年、なんとなくわだかまっていた国語教材に関する不審が氷解してような感じです。国語は、読み方の技術を教えてくれない、価値観を押しつけているだけだ...という不審です。

『国語はすべての教科の基礎になるような読解力を身に付ける教科だと考えている人がいるとしたら、それは「誤解」である。現在の国語という教科の目的は、広い意味での道徳教育なのである。したがって読解力が身に付いたということは、道徳的な枠組みから読む技術が身に付いたことを意味するのだ。』

小学校の教科書(シェアNo.1の光村図書)を分析していますが、高等学校の教科書編も読みたいですね。


Amazonのページへ

https://amzn.to/3rvaZbF


ケムの読書日記のトップページへ