続・釜山の温泉アニョハセヨ!


ムルククスとピビムククス

三日目の朝、昨晩のんだ"胃力"のおかげか胃もすっきりと調子がいい。さて朝飯だ! そういえば韓国で、まだ一度も麺類を食べていない。スルスルッと食べ行きますか! 南浦洞(ナムポドン)から国際市場(ククチェシジャン)ヘ向かって少し歩いた裏道に、ククス(小麦で作った麺)が美味しいという店がある。ハルメチプ、直訳するとおばあちゃんの家。それは思ったよりちっちゃく、庶民臭い店だった。小綺麗な洒落た店より、味のあるこの手の店が私は好きだ。よし行こっ!

席に着くと温和そうなおばあちゃんが、やかんを持ってやってきた。お茶か? 器に注がれたそれはスープだった。魚系の香り、ほーっいい味してる。これはいりこか何かのダシか? あんまり複雑でない親しみやすい味。しかもやかんは置きっぱなし。好きに飲んでねという意味らしい。さて何を食う。やはり朝一番だし、胃に優しくムルククス(スープ麺)にするかな。「ムルククスジュセヨ(ムルククスください)!」 ムルククス(2500ウォン(250円))はすぐにやってきた。細めのうどんのような麺。スルスルッ‥‥、おっいい感じのコシ。汁はまあまあかな。やかんスープの方が合うような気がするなぁ。麺のコシはしばらくするとだんだんへたってくる。そういうもんなんだ。ムルククスがどんなもんかわかると、周りの人が何を食べているか気になる。ほとんどの人が汁なしのピビムククスを食べていた。洗面器のような器、みな一生懸命に麺とコチュジャンを混ぜている。そして赤くなった麺を‥‥。あー旨そうだなぁ〜。

ハルメチプ

お茶ではなくスープ

ムルククス

実はこのピビムククスがどーしても気になり、翌朝また食べにいった。あの笑顔が優しそうなおばあちゃんも覚えていたらしく、奥の方で他のおばちゃんと噂をしてるのが聞こえる。‥‥ムルククス‥‥食べてた‥‥日本人‥‥‥ 今日はピビムククスに決めている。「ピビムククスジュセヨ(ピビムククスください)!」 出てきた出てきた、洗面器のような器。「カライデスヨー」 おばあちゃん日本語も少し喋れるのね。「クェンチャナヨ(大丈夫です)! マシッソポイネヨォ(旨そうだなぁ)」 その言葉におばあちゃんの笑顔のしわもまた増える。ピビムククスは小麦粉の麺の上にキャベツ、レタス、ワカメ、コチュジャン、ゴマが乗っている。まずこれをよーくかき混ぜる。ピビムククスと一緒に出てきたコチュジャンダレ(やはり洗面器のような器ででてくる)。好みでこれをさらにかけてかき混ぜる。麺はもう真っ赤っ赤。郷に入らば郷に従え。辛旨っ! ムルククス(スープ麺)よりも麺のコシがしっかりしていてこっちの方が好きだな。辛くて旨いピビムククス(300ウォン(300円))! 安いねぇ。

ピビムククス

好みでコチュジャンを足す

ククス中心のメニュー

メニューの写真を撮っていたら、何をしているの?という顔でおばあちゃん覗き込む。「チグム(今)ハングゴ(韓国語)コンブヘヨ(勉強してます)!」 するとおあばちゃん、ほーぅと頷き笑顔に戻る。この笑顔がいいんだよねぇ。おばあちゃん元気でね! 「アンニョヒケセヨ(さようなら)!」 「アンニョヒガセヨ(さようなら)!」


石鍋は見つかるのか?

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