松前温泉休養センター

松前温泉休養センターは、街外れにある町営の施設だ。外観は地味だが、これが案外いいんだなぁ〜。明るい浴室、採光窓の位置がいいんだな。天井が高いのもいい。湯船にしろ、窓の外の植栽にしろよくデザインされている。館内にはほのかに木の香りが感じられる。広間も広くて落ち着いている。ちょっと褒め過ぎたかな。湯は茶褐色でかなり熱めだ。

明るい浴室


知内温泉

松前から函館に向かって30kmほど走ると知内温泉がある。ユートピア和楽園という宿でちょっと立ち寄り湯。

岩風呂の湯船や床には温泉成分が沈着して、怪し気な模様を描いている。こんなのどこかで見たぞ? そうだっ! 程度の差こそあれ、二股ラジウム温泉に似ている。湯質も炭酸カルシウムなどが多いのだろうか‥?

露天風呂もあるのだが、ろくな脱衣場もなく、目隠し柵もてきとう。湯船の周りには石を配し、植栽の手入れもいいだけに勿体ない。もうちょっとでいい風呂に仕上がるのだが‥‥。

岩風呂

露天風呂


谷地頭(やちがしら)温泉

一週間の道南温泉巡りの旅も、ゴールの函館に到着。この日は函館市内で一泊し、翌日の飛行機で帰ることにした。

函館といえばひとつ思い出の温泉がある。谷地頭温泉は何年か前に、夜行列車の北斗星で早朝函館に着き、朝風呂をつかった温泉だ。古びた銭湯という感じが印象的だった。久しぶりに行ってみるか!

えっ! 何か違うぞ。古びた銭湯だったはずなのに‥‥。なんと、谷地頭温泉はリニューアルしていた。あか抜けた施設、駐車場までできている。ショック〜! 気を取り直して湯につかってみるか。 

ゆったりした脱衣場、体育館を連想させるドーンと広い浴場には昔の面影が‥‥。以前、熱湯いっぺんとうだった湯船は、高温・低温・泡湯に分れている。といっても低温でもかなり熱い。熱くて赤い湯、まさしくあの谷地頭温泉だ。熱いだけではない。湯に溶け込んでいる温泉成分はおどろきの濃さだ。この道南の旅で訪れたどの温泉よりも濃いのである。陽イオン、陰イオントータルで何と 10,000mg/L 以上も含まれているのだ。

それにしても五稜郭をイメージした五角形の露天風呂までつくってしまうとは‥‥。


金時食堂

やっぱり締めは海の幸! 函館の朝市 金時食堂でいくらウニ丼を注文。ひとりで店を取り仕切るおばちゃんとおしゃべりしながらバクバク食らう。あ〜うまうま!

おっと!こんなにゆっくりしてはいられない。帰りの飛行機に乗り遅れるっ!


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