鳴子温泉

翌日、バスで鳴子温泉まで戻り、温泉街をぶらつくことにした。

鳴子といえばこけし。町のいたるところでこけしが迎えてくれる。なんたって電話ボックスもこけし。町中がこけしこけししている。これだけはっきりしていると何も言葉がでない。

こけし工房‥‥といえばよいのだろうか。店先で職人がこけしを仕上げている。ガラス越しに黙々と作業を行う様は‥‥、店先で蕎麦やうどんを打っている、あの感じにどこか似てる。とにかく店内に入ってみよう! 愛らしいこけしがずらり並んでいる。その表情は作家によりずいぶん異なるようだ。

店先で‥‥

愛らしいこけし


温泉といえばだんご。この温泉街で老舗だというだんご屋に立ち寄った。

店の片隅に腰かけが‥‥。なんとなく座ると、店の人がまあどうぞとお茶をすすめてくれた。お茶だけではなにか口がさみしい。この店ではだんごなどを買うだけでなく、店内で食べることもできる。そのだんごをひとつ‥‥、ずんだ餅もひとつ‥‥。ひとつまたひとつと注文を重ねる。しまいにはコーヒーが飲みたくなり、これも注文する。店を出る頃には、しっかり手に土産を買っていたりする。この店、商売がうまいなぁ。

名物のだんご‥‥らしい


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