山陰温泉紀行島根編 −島根県東部をめぐる−


立久恵峡温泉

山陰の耶馬渓といわれる立久恵峡(たちくえきょう)は、切り立った石柱や奇岩が約1km連なる峡谷である。この峡谷にも温泉が湧く。峡谷を眺望する露天風呂があると知り、立ち寄ることにした。

立久恵峡

立久恵峡温泉の宿御所覧場。立久恵峡の切り立った壁の正面、川越しに露天風呂がしつらえてある。うん眺めもなかなかよい。この風呂の主役は立久恵峡の景色。風呂はそこにあるだけでよい。ただ角度60度で上を見上げないと、頂上部分はみえないので首が疲れる。半分寝転がりぎみに体を沈めてと‥‥、これで楽に景色が楽しめる。

夜の湯あみも悪くない。ライトアップされた峡谷。照らし出された切り立った対岸と漂う霞、そして立ち上る湯気が白く光り幻想的に絵をまとめる。

湯舟から切り立った壁を見上げる

露天風呂

この宿のとりえは、何といっても窓から見る景色。大きめの窓からは、切り立った石柱がよく見える。他にいいところは‥‥、夕食に供される山菜のひと皿か。滋味溢れる山の味に酒が進む。

夕食


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