雲仙 -雲仙の宿-

さて宿は‥‥。飛び込んだのは雲仙スカイホテル。休前日で12000円はまあまあ手頃なほうか。部屋に荷物を解き、温泉街をひと通りぶらぶらすると夕食の時間となった。

高級な料理が並ぶわけではないが、あちこちに工夫が窺える。鶏の湯葉包み揚げは、鶏、アスパラ、チーズを湯葉で捲いて揚げ、マスタードを加えたマヨネーズソースでいただく。これがなかなかいける。炊き合わせはまるでサラダの様な盛り付け。高級な食材で豪華な料理というのもいいが、食材にあまり金はかけられなくても、それなりに頑張っている料理は素晴らしい。(決して貧相な料理と言っているわけではありません)

はまちのゴマダレ和え

鶏の湯葉包み揚げ

炊き合わせ

風呂はどうか? 内風呂は広い湯舟、露天風呂もある。灰白色濁りの湯には細かい湯の華、さらりとした肌触り。しかし湯はほとんど香らない? 湯口も確かめてみたがやはり香らない? 唯一、露天風呂にふたつある湯口のうちの 一方がしっかりとした硫黄臭であった。

露天風呂

内風呂


翌朝、温泉街をもう少しぶらぶらした。湯元ホテルの玄関前には足湯が‥‥。ちょっとつかってみよう。うん、気持ちいいのはいいのだけれど、道路に面しているため車や通行人が横切る度、‥‥こっ恥ず かしい。

湯元ホテルのお隣、いわき旅館。今では足湯はそう珍しくはないが、指の湯となるとまだお目にかかったことがない。玄関先に造られた小さな温泉の湯だまり。館内で湧出する源泉だという。指を浸してみるとやや熱めの湯、しっかりした手触り。香りも申し分ない。お隣の湯元ホテルとは異なる感触と香りだ。100%天然のまま風呂に利用していると書いてある。なかなかの宣伝上手。

湯元ホテルの足湯

いわき旅館の指の湯


極上の湯の共同浴場

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