旅の終わり
翌朝、温泉街の入口にある水安堡郊外バスターミナルから、釜山行きの長距離バスに乗ってみることにした。実は昨日このバスターミナルを下見して、バス路線が豊富で料金も手頃なことが分かり、長距離バスに乗ってみようと思っていたのだ。釜山以外にも、ソウル、水原（スウォン）、大邱（テグ）、安東（アンドン）などへの路線があり、どのルートで旅するか迷ったが、結局釜山へ直行することにしたのだ。
さてバスに乗る前に朝飯。昨日食事したおしゃべりおばさんの店に行ってみた。昨日のおばちゃんが騒々しく迎えてくれる。ラミョン（ラーメン）食べてみようかなぁ‥‥。韓国ではインスタントラーメンを食堂で出す。それをいっぺん食べてみたくて注文してみたが、どうもオススメでないらしい。どうしてそんなもん頼むんだ、こっちの方が絶対美味しい‥‥と早口でまくしたてられ、おばちゃんオススメのヘムルカルククス（海鮮うどん）5000ウォン（約500円）を頼んだ。小エビ、アサリ、椎茸、人参などが入ったあっさり塩味の細うどん。小皿で味付けの味噌も付いてくるが、これは入れないほうがいい。アサリのあっさりしたダシで充分だ。それにしても相変わらずおばちゃんは喋り続けてる‥‥、面白い店だ‥。
釜山までバスで5時間半、車窓は相変わらずの雨模様。まぁ天気に逆らうことはできないか‥‥。
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ヘムルカルククス（海鮮うどん） |
水安堡郊外バスターミナル |
車窓は雨模様 |
釜山へ近づくにつれ天気は好転。釜山に着く頃には何といい天気。終わり良ければ全て良し！ 気分も晴れやか。釜山といえば海産物。今まで山の物ばかり食べていて、海のものをまだ食べていない。何か海鮮物が食べたいなぁ‥‥。以前行ったことのある食堂で寿司を注文してみた。お通しいっぱい、味噌汁付きだ。まずはお通しでビールを飲む。間もなく運ばれてきたにぎり。レイアウトがちょっと違和感あるが、一応寿司だ。さて味は‥‥肝心の寿司は正直言ってイマイチ。残念だが日本の回転寿司の方がいい。
翌朝早く、空港行きのバスに乗り帰路についた。今回は内陸部の温泉4ケ所（道高温泉、温陽温泉、牙山温泉、水安堡温泉）を巡れて満足した。特に水安堡温泉は印象が深い。再訪するかもしれないなぁ、そんな気がした。
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寿司を食べてみたが‥ |
空港行きバス停 |
次はいつ来れるだろう。日本と兄弟のような国、韓国。知れば知るほど惹かれる。まだ行ってみたい温泉も残っている。次に訪れるまでにせめてもう少し韓国語を勉強しておこう。
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