中国に死す_4非常時の連絡先を携帯せよ。

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 もしものことがあったら、何はともかく連絡。自分一人でできることなんか知れている。緊急連絡先は電話番号だけでもいいから持っておきたい。

 相手企業が市政府の役人を呼んでくれた。名刺交換のあと、「困ったことがあったら何でも相談に乗る」といってくれた。日本の大使館の電話番号ももってきてくれたので、早速電話する。

 何度か転送されてやっと担当の人につながった。状況を簡単に説明すると、いくつかアドバイスを受けた。治療の進みぐあいを確認する以外に、二つのことをやらねばならない。

 ひとつ目は保険。掛けている保険の会社に連絡する。費用も大切だが、やはり医療関係に詳しい「プロ」から適切なアドバイスをもらえるのは、今の状況ではとても重要なことだ。

 二つ目は家族を呼び寄せる段取り。日本の職場ではすでに家族に連絡をしていてパスポートを持たない家族にも「超法的処置」を講じるよう、準備をしていた。そこで「パスポートを早急に発行してもらえるよう手助けしてほしい」と頼んだら、「任せてください」と、大使館からも強力にプッシュしてもらえることになった。すると「で、呼び寄せる家族の住所と名前は何ですか?」と聞かれた。そこまでは知らない。

 携帯を握りしめたまま、ちょっと考えて、さっきのパスポートのことを思いだした。最後のページを開くと、果たして家族の名前と住所がきっちり書いてあった。「住所は○○、名前は○○さんです」。この直後、自分のパスポートのメモ欄に、家族の名前を書いたのは言うまでもない。

 このあとも、やれ診断書が必要だだとか、診断書を日本にFAXしたいのに、大病院にも関わらずFAXが一台もなくて、見知らぬ町をFAXを探して駆けまわっただとか、掛けていた保険は実は傷害保険だけで医療保険は入っていなかっただとか、いや実はクレジットカード付帯の保険が使えそうだだとか、会社の中国本部に電話したら、人事ほか何人かがこちらにくるから、ホテルの用意をしろだとか(おいおい、こっちは出張者だぞ!それぐらい自分でやってよ)、そういう問題に対処しているところへ、病院の院長から呼びだしがあった。

 「病状に関して重要な話しがある」と。

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