広東省カラオケの実態

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 買春容疑でたくさんの日本人が捕まるという事件があった。「本当に数百人もの娼婦がいるのか」というもっともな疑問を感じたのは私だけではないだろう。ところが、いるところにはいるのだ。

 上海などの大都会では、風俗関係、売春などの取締りが厳しいが、都会から離れるほど、また北京から離れるほど管理の目が行き届かないのが実態のようだ。特に広東省と北京との間には、物理的距離以上のものが存在している。

 広東省の、とある田舎町には、場違いな豪華ホテルがある。そのホテルにはカラオケが併設されているのだが、造りがちょっと変わっている。ホテルとカラオケは入り口が別々なのに、どういうわけかカラオケの出口がホテルのロビーにつながっているのだ。

 店に入ると、頼んでもいないのに両側に従業員(小姐)が付く。ほとんどの従業員は、「来てまだ十日」という人ばかりだ。日本語はまったく通じない。聞けば200人ぐらいが勤務しているらしい。その店だけでも。

 お酒を運んでくる従業員は別にいるので、両脇を固めた従業員のほうは、お酒を注ぐわけでもない。では、水商売の基本、会話が弾むかといえば、ちっともそんな感じは無く、お客に上手の一つも言わない。例えば、「名前はなんと言うの?」「○△です。」で終わり。客の名前すら聞き返さないのは、そういう訓練を受けていないだけでなく、もう二度と会うことがないからだろう。

 ちなみに日本人のお客はめったに来ないので、日本語の歌は数えるほどしかない。お酒は、一応ジョニーウォーカーなどがあるのだが、どういうわけか妙にあまったるい炭酸水で割って出されるので、飲めたものではない。両脇にいる従業員に、「お酒、水、氷。わかる?それが飲みたいんだ。」と言っても無駄。お酒を作るのは担当業務ではないのだ。

 「ここの仕事は楽しいですか?」と聞けば、「楽しくない。こんな仕事はいや。お金のためだけ。」では、なぜそこにいるのか?一つの明確な最終的目標のためだけにいる、と考えられなくも無い。

 チップは従業員に直接払うのだが、いかなるサービスを受けても、それ以上のお金は取らないシステムだ。最初に客が通される広間のほかに、店内には別の小部屋があったり、あるいは、店を出て(つまりホテル側に入って)部屋までということもあるらしい(お持ち帰り)。全部込み。客のほうにもはっきりした最終的目的があれば良いのかもしれないが、そうでなければ囚人のようにまったく面白くない時間を費やすだけだ。

 私のような小心ものは行くべきではないし、第一違法だ。

中国カラオケの舞台裏 カラオケ小姐の手口

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