反日感情と暴動_中国の事情

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 今回の教科書問題に端を発した一連の中国側の反応、一部で発生した暴動で感じることがいくつかある。意外だなあと感じたのは、デモなどが長期化していること。これは、中国人の怒りが大きいというより、治安維持が難しくなっている実態をさらけ出しているともいえる。

 いくつかの情報によると、教科書問題に対する中国政府の反応の無さが、一部の中国国民には、「弱腰」に見えたことが暴動の一因になっているらしい。すばやく反応した韓国政府に比べ、いつまでも無反応なのはけしからん、ということのようだ。中国主席のデモ容認のような発言も、そういう事情から考えると日本に向けての発言というよりは、自国内に対する「ちゃんとやってますよ、やりますよ」という発言だったのかもしれない。

 北京ではデモを封じ込められたのに、上海ではほとんど無力だったことも特徴的だ。もともと北京とは一定の距離を保っている上海で、北京と違う動きがあっても不思議ではないが。北京はコントロールできても、上海は出来なかった、というのが今の実力なのかもしれない。対応が後手にまわる両国政府、極端な行動をとる両国民の一部、それぞれに問題がありそうだ。

 今回、「中国人と日本人は、分かりあえないのかもしれない」と思った人も多いだろう。個人的には、両国民は同床異夢、相互依存が進んでも、完全に同一の価値観になることなど無いと考えている。例えば、「私は納豆が大好きだ。君も大好きになりなさい」などと言うのと同じ。自分の考えを押しつけるほどに、関係は悪化するんじゃないだろうか。

 それでも努力さえすれば、考え方、歴史観の違いを理解しあうことはできるはずだ。

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