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ヨーロッパの中に在っても、たとえばこの国だけテレビの方式が違うなど、独自性を強く持っている。
フランスには、特にタクシーには良い思い出がない。友人にはフランスが大好きという人もいるし、きっと良い国だとは思うのだが。
フランスのタクシーにはメーターがついている(中にはついていないものもある)。ところが、メーターの2倍近くの金額を請求されたことがあった。あとで聞くと、荷物の量、乗った人数で割増料金がかかるシステムになっているらしいが、そう言う説明がない。もうひとつ気分を害したのが、タクシーが走っているときには、運転手が気さくに英語で話していたのだが、料金を払う段になると、すべてフランス語(私は理解できない)になったこと。これってあり?
タクシー以外はきわめて快適な国であり、旅行で訪れて期待を裏切らない国といえるだろう。
フランスに旅行に行ったときは、パリ周辺、ベルサイユ宮殿、それとユーロディズニーランドに行った。
ベルサイユ宮殿は、もう、豪華絢爛とは、このことか、と思い知らされるようなものであった。有名な鏡の回廊など、ため息ものだ。
ユーロディズニーは、フランスで、フランス人が一番少ないところ、なんて言われているらしい。アメリカ文化の代表的テーマパークがフランスにあることすら、自らの文化を誇り高く思っている彼らにとっては、耐えがたいことであるかのようだ。
パリの凱旋門は交通の激しい交差点の真中にある。足元には戦没者のためであろうか、花がささげられている。エッフェル塔(英語読みではアイフルタワーのような発音になる)で思い出すのは展望台から下に降りるエレベーターを待っていた時のこと。その日も大変な混雑で、エレベーターを待つ大勢の人たちで身動きが取れないほどであった。
だんだんいらいらしてくる。そんな時、4−5人のアメリカ人が合唱を始めた。アメリカ人はどこでも陽気だ。群集が消え、聴衆が現れる。音程もしっかりしていて素人離れしている。すっかり楽しいコンサートになってしまって、あれほど待ち焦がれていたエレベーターが来たのに、その場を離れるのが惜しいくらいである。
夕暮れ時にセーヌ川を船でのんびり行くのもまた、趣がある。昼間なら、有名なモナリザも掲げられているルーブル美術館を訪れたい。カメラなんかも持ち込み自由だ。展示物も一流どころだが、美術館自体も、まあ、何というか、すごい。もともとは宮殿だった美術館の建物の庭にあたるところに、ガラスのピラミッドがある。ここが入り口だ。
この取り合わせを、並外れた美的感覚と賞賛するか、あるいは悪趣味と片付けてしまうかによってあなたのフランス観はまったく違ったものになる。
パリ周辺を見回しても、何百年も前の建物の間に、超近代的、あるいは未来的とでも言おうか、そういう建造物が点在している。
凱旋門の近くにも、巨大なアルミの額縁といった感じの新しい凱旋門が建っている、と言った具合だ。
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