クイーンズイングリッシュと、英語のなまり

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 イギリスに行く、と言うと、「いいですね。クイーンズイングリッシュで」などと言われる。

 世界の共通語といえば、今日では英語であるが、英米で使われている英語には違い(*1*2)がある。世界でもっとも多く話されているのは、ブロークンイングリッシュであるとも言われている。アメリカ人からすると、イギリス人はなまっていると言うし、イギリス人は、アメリカ人がアメリカなまりの英語を話していると思っている。

 結局は、世界地図の中心がその地図を印刷している国になっているのと同じで、どこで話されている英語がなまっていないかなど考えるのは、無駄なことだと思う。(英語の専門家の方々には異論があるでしょうけれど)

 日本で集中的に教えている(あるいは教えようとしている)英語はアメリカ英語と断言してよいだろう。初めてイギリスに行ったとき、私自身、イギリス人の英語は変だと感じたものだ。(ずっと後でイギリス人に聞いたら、私がはじめに話していた英語はなまっていたそうだ。)

 はじめの頃はテレビのニュースを見ていても、イギリスBBCニュースは何を言っているかわからなかったし、アメリカCNNで同じニュースを聞き直さねばならなかった。ところが、不思議なことに帰国する頃になると、それが逆転していたのである。"耳が慣れる"という表現を、日本人同志ではこのような場合によく使っていた。

 イギリス英語も、米語も、苦もなく耳に入ってくるという人も中には居られるだろうが、実にうらやましい限りだ。

 イギリス内部でも、地方によって随分と違いがある。イングランド人によると、ウェールズはなまっていると言うし、(以下同文)。

 なまり(訛り)の事を英語では"accent"という。これに苦労するのは実は日本人だけではない。

 やはり、イギリスの職場に来て間もない頃のこと、ウェールズ人とスコットランド人と私で談笑していたときに、スコットランド人が何かジョークを言ったので、みんなどっと笑った。私は聞き取ることができなかったので、後で隣で笑っていたウェールズ人に"彼、今なんて言ったの?"と聞いたら、"実は僕もよくわからないんだ。う〜ん。60パーセントぐらいかな?分かるのは"と小声で答えてくれた。

(注:スコットランドの友人の名誉のために言うが、スコットランドではスコットランドで話される英語こそが正しい英語である。しかも優秀な彼は、短期間でウェールズ訛りのコツをつかんで、ウェールズ人にも分かる英語を使いこなせるようになった。)

 全部とは言わないが、6割りは聞き取れる、という人がいたら、もうあなたはネイティブと同格、という事です。怖れるに足りませんな、英語なんて。(また怒られそう)

 冒頭、クイーンズイングリッシュという言葉を使ったが、これを正当な(あるいはイギリスでの標準的な)英語という意味で使うには、少なくとも2つの問題点がある。

 一つには、現英国王室の血筋は、必ずしも生っ粋のイギリス人であるとは言えないという事である。資料によるとジョージ1世は、ドイツから来たハノーバー選帝侯そのひとであり、英語を理解しなかったそうだ。生っ粋のイギリス人の定義とは何かについては、ここでは言及しないが。

 二つ目には、イギリスで標準的な英語は何かという点である。ウェールズ人に聞いてみたら、ちょっと考えた後で、"それならBBCイングリッシュと言うべきかな?"との答えであった。


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